千代栄が休場のため、勝ち名乗りを受ける木竜皇

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 「大相撲秋場所・4日目」(11日、両国国技館)

 新十両の木竜皇(立浪)が関取初白星を不戦勝で挙げる珍事があった。

 対戦相手だった千代栄(九重)がこの日から休場。初日から3連敗していた状況で、思わぬ形で勝利を手にした。「十両初白星が不戦勝っていうのは珍しいですね。一応、土俵で勝ち名乗りはできたので」と苦笑い。朝に呼出から相手の休場を知らされ、師匠の立浪親方(元小結旭豊)に伝えたといい「親方もビックリしていました」と打ち明けた。

 元幕内時津海の長男で、史上12組目の親子関取としても期待される21歳。「白星が出たので切り替えて、明日からつながるように」と笑顔で巻き返しを期した。