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(MCU)映画『&ウルヴァリン』のエンドクレジットには、「ヘンリー・ディレイニーに捧ぐ」との一文が刻まれている。主演・脚本・製作のライアン・レイノルズは、自身のInstagramにて、この人物がピーター役ロブ・ディレイニーの息子であることを明かした。

2018年1月、ロブの息子であるヘンリーは脳腫瘍のためにこの世を去った。わずか2歳半だった。ちょうどシリーズの前作『デッドプール2』(2018)が完成した直後だったこともあり、同作のエンドクレジットにヘンリーの名前が載ることはなかったが、ライアンは「(『デッドプール2』に)ヘンリーへの賛辞を載せなかったことで、ずっと自分を罰してきた」と記している。

「良いことがあるとすれば、『デッドプール&ウルヴァリン』のクレジットで、より多くの人たちにヘンリーの名前を見てもらえたことです。父と息子が、ようやく同じスクリーンを共有することができました。」

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この投稿で、ライアンは「一部の人が思っている以上に、ロブ・ディレイニーにはたくさんの魅力がある。僕が知る中で最も破壊的かつ面白い人物のひとりで、彼は美しく、毒舌で、傷つきやすい書き手です」と記した。

2022年、ロブは亡きヘンリーを悼んだ回顧録『A Heart That Works(原題)』を出版。ライアンは、「ロブは想像を絶する悲しみを鮮明に捉えています。深い悲しみをありのままに、怒りながら、愛情深く、悲しく、愉快に(そう、愉快に)見つめている。ヘンリーの死によって明らかになった、万華鏡のように色鮮やかな感情を掘り下げる素晴らしい文章です」と絶賛した。

「ロブと知り合えて幸せです。他の人たちが孤独を感じずにすむよう、快く自分自身をリスクにさらすことのできる友人がいることを幸運に思います」と投稿は締めくくられている。

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映画『デッドプール&ウルヴァリン』は劇場公開中。