米造幣局で印刷されたばかりの100ドル紙幣(2013年10月11日撮影、資料写真)。(c)Brendan SMIALOWSKI / AFP

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【AFP=時事】米ロサンゼルス市警と連邦捜査局(FBI)は、現金約3000万ドル(約45億円)が奪われた窃盗事件を捜査している。窃盗団は施設の屋根を破って金庫室に押し入ったとみられている。

 ロサンゼルス市警によると、事件はイースター(Easter、復活祭)だった3月31日に同市北部シルマー(Sylmar)で起きた。ロサンゼルス史上最大級の現金窃盗事件だという。

 現地紙ロサンゼルス・タイムズは消息筋の話として、窃盗団は高度な警報システムをかいくぐり、建物の屋根を突き破って金庫室に侵入したと伝えた。1日に職員が金庫室を開けるまで発覚しなかったという。手口は入念かつ複雑で、経験豊富な窃盗犯の仕業とみられている。

 この施設の従業員は匿名を条件に「まったく思いもよらなかった事態でショックだ」とABCニュースに語った。「金庫にあった3000万ドルが消えた。どうやって? どうして? まだ頭の整理がつかない。内部の人間の犯行なのか、一人の仕業か、グループなのか、たくさんの疑問がある」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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