2023年3月に開催されたマイコンボード・Arduino関連のイベント「Arduino Day 2023」で発表された「Arduino Uno R4」の販売が2023年6月27日に開始しました。

UNO R4: The new dimension of making | Arduino Blog

https://blog.arduino.cc/2023/06/26/uno-r4-the-new-dimension-of-making/



Arduino UNO R4の登場を告知するムービーが以下。

Arduino UNO R4: The New Dimension of Making - YouTube

Arduinoは初心者でも簡単に扱えることを目指して開発されたマイコンボードで、入出力を備えた基板とマイコン(MCU)、Arduino独自の言語と開発環境がセットになっています。Arduino UNOはArduinoの主力製品であり、Arduino UNO R4はその4番目のバージョンとなります。

Arduino UNO R4には、基本構成の「UNO R4 Minima」とWi-Fiモジュールを搭載した「UNO R4 WiFi」の2種類が用意されています。



前世代のArduino UNO R3では8bitマイコンのATmega328PをMCUに採用していましたが、Arduino UNO R4は32bitのArm Cortex-M4コアを含んだ「Renesas RA4M1」を搭載。そして、RAMは32KBとなり、前世代の16倍に拡張。さらに、フラッシュメモリは256KBとなり、前世代の8倍に拡張されました。



Arduinoは「16倍のメモリと3倍のクロック速度により、Arduino UNO R4はより正確な計算を実行し、これまでよりも複雑で洗練されたプロジェクトを処理できるようになります」と述べています。

また、給電コネクタにUSB-Cコネクタを採用。動作電圧は5Vのままですが、入力電圧は6〜24Vになりました。内蔵ペリフェラルは12bitのD/Aコンバータ、CAN BUS、オペアンプ。そして32bitのArmベースMCUを採用していることから、SWDコネクタも新たに搭載されていますが、既存のシールドやプロジェクトを活用できるように動作電圧やフォームファクターなどハードウェアの互換性は保たれているとのこと。

加えて、HID(ヒューマンインターフェースデバイス)サポートが組み込まれているため、USB経由でコンピューターに接続することで、マウスやキーボードをシミュレート可能。これによってキーストロークやマウスの動きをコンピューターに簡単に送信できるようになり、使いやすさと機能性が向上します。

Arduino UNO R4は日本でも2023年6月27日から販売される予定。ただし、記事作成時点では「Arduino UNO R4 Minima」のみで、Wi-Fi通信などの機能を搭載した「Arduino UNO R4 WiFi」の発売は技適認証取得後となっています。なお、Arduino Uno R4 Minimaは税込3190円で、以下のページから購入可能です。

Arduino Uno R4 Minima - スイッチサイエンス

https://www.switch-science.com/products/9000