『クリミナル・マインド』リバイバル版にリードが登場しない理由

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米Paramount+による『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のリバイバル版に、リード役のマシュー・グレイ・ギュブラーが参加しないと伝えられファンを驚かせたが、リードが登場しない理由についてエミリー役のパジェット・ブリュースターが明かした。

2005年から2020年にかけて15年間、幅広い世代を魅了した大ヒットシリーズ『クリミナル・マインド』。惜しまれつつ終了したものの、あまりの人気ぶりにParamount+によってリバイバル版の製作が決定。

全10話構成でシーズン16にあたるリバイバル版では、シーズン通して1つの事件を追う。新型コロナウイルスのパンデミックの最中にシリアルキラーのネットワークを始めた“UnSub”を中心に物語が展開するという。

監督志望で大学に進学したマシュー・グレイ・ギュブラー

リバイバル版にはジョー・マンテーニャ、A・J・クック、カーステン・ヴァングスネス、アダム・ロドリゲス、アイシャ・タイラー、パジェット・ブリュースターといった多くのキャストが再登場。しかし、シリーズ初期からメインキャストとして作品を率いてきたリード役のマシューは戻ってこない。

このことについて、エミリー役のパジェットが口を開いた。新作映画『Hypochondriac(原題)』の公開が控えるパジェットは米Looperのインタビューに応じるなかで、マシューなしでの『クリミナル・マインド』について次のように述べた。

「マシューは最後の2シーズンで唯一、全話に出演していた人だった。15年間一筋にやってきたの。25歳から40歳まで作品の顔で、1年に22話から24話くらい撮っていた。彼は他のことをすることができなかった。だから私は理解できる。彼は監督がしたいの。監督志望でニューヨーク大学に入学して卒業、そして、最初のオーディションが『クリミナル・マインド』だったそうよ。想像してみて。俳優になるなんて思ってもいなかったのに、いきなり人生のうちの15年間が俳優なの」

パジェットは続けて、「私は4年間『クリミナル・マインド』を離れた。私の人生、履歴書、そして私の教育とかやるべきことが信じられないほどたくさんあった。だから、彼がどのように感じるか理解できる」と共感を示した。

「何が起きるかなんてわからない」というパジェットは、リバイバル版について詳しく明かすことはできないと言いつつも、8月8日に撮影が始まることだけ明かした。

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長年作品を支えてきたリードの不在は寂しいが、リバイバル版のシーズン更新があれば、彼が戻ってくるという可能性も。撮影がはじまった『クリミナル・マインド』のリバイバル版がどのような反響を得るのか楽しみだ。

『クリミナル・マインド FBI行動分析課』はU-NEXTやDisney+(ディズニープラス)にて配信中。

(海外ドラマNAVI)