きょう25日の福岡管区気象台の発表によると、阿蘇山では、10月20日の噴火と同程度の規模の噴火が発生する可能性があるとのことです。

阿蘇山 噴火警戒レベル3(入山規制)継続

きょう25日の福岡管区気象台の発表によると、阿蘇山では、10月20日の噴火と同程度の規模の噴火が発生する可能性があるとのことです。噴火警戒レベル3(入山規制)継続です。
火山活動の状況は、阿蘇山では、これまで大きかった火山性微動の振幅が小さくなっています。25日午前11時頃からは、中岳第一火口の浅部を震源とする振幅の小さな火山性地震が増加しています。
京都大学本堂トンネル観測点の伸縮計では、中岳火口の浅部の膨張とみられる変動が観測されています。
これらのことから、中岳火口浅部での増圧が示唆され、10月20日の噴火と同程度の規模の噴火が発生する可能性があります。

防災上の警戒事項

中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。