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ゴキゲンそうでよかったです!

先日終了した大相撲初場所。何となく予感していたことではありますが、大関の地位から陥落した豪栄道が引退を決め、今後は年寄「武隈」として活動することになりました。名前は変わらず豪太郎(※本名だし…)とのことで、武隈豪太郎。「強そう」から「めっちゃ強そう」へのクラスチェンジ。ピカチュウからライチュウ、ゴーリキーからカイリキー、バチンキーからゴリランダー。大いに頑張ってもらいたいものです。

↓長い間、お疲れ様でした!

平成28年の九月場所、全勝で優勝を決めた豪栄道。これは日本出身の力士としては平成8年の貴乃花以来のことで、以降もありません。平成から令和へと時代がまたぐなかで、一度だけ奇跡のように起きたまさかの全勝。その場所も角番からのものであったように、土壇場に強い力士でした。「ここから勝ち越すか…」という粘りの土俵は、大関互助会論者にとっては格好の話のタネであり、風物詩のようなものでした。

まぁ互助会云々以前の関脇時代から歴代3位の関脇在位記録が示すように「そういうタイプ」であり、大関昇進の際も「好成績」「ギリ8勝」「好成績」という謎の成績サンドイッチによるものでしたから、その粘りを楽しむのが醍醐味ということだったのでしょう。稀勢の里を応援しながら見守った土俵では、負け越しそうなときの豪栄道に「謎の勝ち越しパワーで白鵬倒してくれ!」と願いをかけたことも幾度もありましたし、ときどきは見事にやってくれた。頼れる大関でした。

その土壇場を象徴する逆転の首投げ。「首投げとか狙ってるから追い込まれるのでは?」とも思いますが、優勝を決めた場所も豪栄道を救ったのはやはりこの首投げでした。名前通りの豪快な投げ。それが初場所では逆に相手に背中から落とされたりしていましたので、今が潮時ということだったのでしょう。同じ大関には高校の後輩・貴景勝がおり、陥落が決まった一番の相手はおそらく次の大関となる朝乃山。土俵では粘るけれど、引き際の見切りは鮮やかでした。美しかった。余力十分での第二の相撲人生、親方・師匠として強い力士を育ててほしいものです。

↓ガンバレ、武隈親方……と思った初出勤の姿には謎の「酔っぱらい」感が!


何だろう…!

すごく酔っぱらいです!



力士の外出は着物か浴衣と相場が決まっておりますので、引退後まもない武隈親方は慌ててスーツを準備したようで、コチラはすべて既製品とのこと。普段は革靴も履かないとのことで「足が痛い」と漏らしていました。ベルトだけは師匠の境川親方から「G」のバックルのものを贈ってもらったそうですが、まぁ全体的に「間に合わせ」であることは否めません。

しかし、間に合わせにしてもいきなり酔っぱらい感を出してくるとは大したもの。「スーツに慣れてないですね」「スーツに着られてる」「新人さんですね」という不慣れ感は想定していましたが、それを飛び越えて最初から酔っぱらい感を出してくるとは。すでに40代の仕事まったくデキない勢が、宴会だけ元気に参加してるみたいな風体ではないですか。

↓持ってるだけのカバン、ベルトの「G」が、イイ仕事してます!


青空の眩しさが「朝帰りの人」って感じwww

ジャイアンが「G」のセーター着てるみたいなコーディネートwww



僕なりにこの「酔っぱらい感」を分析しましたところ、いくつかのポイントが見えてまいりました。今後の出勤に備え、武隈親方もスーツのオーダーメイドを急いでいることと思いますが、ぜひ参考にしていただければと思います。スーツで直る部分もあれば、スーツだけでは直らない部分もありますので…!

●顔が赤い
コレ言っちゃうと身もフタもないのですが、赤ら顔の時点で猛烈に酔っぱらいですし、実際問題酔ってんじゃないかなと思います。引退後は早起きして稽古する必要もありませんし、労いの宴も絶えないでしょう。顔色といい笑顔といい、イイ感じに酔っぱらいです。

●スーツがよれてる

青山とかはるやまとかスーツカンパニーとかでスーツを買ってしまったのでしょうか。この体格の人のスーツはサカゼンくらいでしか買えないと思うのですが、どうにもサイズが小さい。朝なのに全体的によれているあたりが、朝帰りのイメージを喚起させます。デブはサカゼン、ホンジャマカ石塚さんでおなじみのサカゼン、SAKAIGWAではなくSAKAZEN、しっかりと覚えておきましょう。

●スーツのボタンをとめない

別の写真を見たらパンパンだったんで無理なんでしょうが、ボタンを開けたことによって「着慣れてない」から「酔っぱらい」へとシフトしているように思います。キツくてもとめる。とめられるかどうかを店頭で確かめる。店員もこの状態で売っちゃダメでしょう。たとえ「急ぐから何でもエエんや!」と客が言っていたとしても!

<パンパン>



●ワイシャツの首が閉まらない

身体が入っただけマシではあるものの、ワイシャツの首はガマンして閉めるのが社会人。境川親方もそうですが、相撲取りはすぐに首を開けようとします。一般の人も我慢して閉めてますからね!?開けるのは「よーし、終わった!」ってタイミング、すなわち「飲み始め」ですからね!?オーダーメイドで首が閉まるヤツを至急ご用意ください。

●ネクタイが短い
締め方は部屋の若い衆に教わったとのことですが、完全に長さが足りていません。ネクタイが短いこととスーツのボタンをとめてないこと、そしてデブのコンボによって、主に腹回りに酔っぱらい感が表現されています。「G」のバックルで腰から下だけ縮めていることも、相撲腹ではなくビール腹に見える要因かもしれません。

<すでに飲み始めるときの動き>



●「G」のベルト
ほら、師匠も相撲取りだから。豪太郎だから「G」というジャイアンコーディネートで弟子の門出を祝ってしまいました。それ、一般人は意識的に避けるヤツですから。「へー、この人、豪太郎っていうんだ」の自己紹介で、名刺をもらって頭を下げたらそこに金ピカの「G」があったらどう思うか。そこまで師匠は想像できていないのです。化粧まわしの次はチャンピオンベルトくらいのイメージなのです。そのベルトは速やかに封印して、地味なヤツに換えましょう。宴会の余興でもするとき、変身ベルトとして締めるのはアリだと思います。

●時計をしてない
見ないですよ、腕時計なんて。実際はスマホ見て時間を知るわけですから。ただ、腕時計があるだけでスーツ姿は立派に見えます。そして、「相撲取りって時間とか守らないのでは?」「起きて食って寝て起きて食って寝て」「起きるのが早いから間に合うだけ」という疑いを払拭することができます。スーツを買い直すとき、一緒に時計も買うのがオススメです。念のため先回りしておきますが、「豪太郎だからGショック」っていうジャイアンコーディネートはダメですよ。300万円くらいのヤツにしてください!300万円のなら、どれでも大丈夫です!

●カバンがお飾り
このカバンには何が入っているのでしょうか。財布くらいは入っているのでしょうか。一般人が「Suica入れるケースだけ持って外出する」のと同じ感じで、Suicaだけポンと入ってたりするケースか何かなのではないでしょうか。指3本で引っ掛けて持つ舐めた感じが、「カラでは?」という疑念を加速させています。そして「スーツにはカバンが必要」という外面の体裁だけで持っているんじゃないか説を。嘘でもいいのでなかに重りとか入れて、ズシッと大人の責任感を出していきましょう。

↓ね、何となく違うでしょ!同じ引退直後の初出勤でも!


「着慣れてない」と「酔っぱらい」の大きな差!

大人への階段を頑張ってのぼってくださいね!



力士も現役時代から1着くらいスーツ持っておくべきだと思いました!