キオクシア「3次元NAND型」で攻める、増産へ3000億円で新棟
20年から世界各国で第5世代通信(5G)サービスが本格化すれば、スマートフォン向けを中心に半導体メモリー需要が拡大する。加えて、近年の市場をけん引してきたものの一服感の出ているデータセンター(DC)向けも今後の需要回復が予想される。米中貿易摩擦などのリスクを除けば、市況見通しを楽観視する向きが多い。
キオクシアは建設中の北上工場(岩手県北上市)が19年10月に完工する見通し。20年春から3Dフラッシュメモリー製品のサンプル出荷を始める。北上工場は四日市工場から製造設備を搬入する移設投資が中心で、最先端投資の四日市工場と役割を分ける戦略だ。
キオクシアは当初19年内のIPOを目指してきたが、半導体メモリー市況の低迷を受けて19年4―6月期連結の当期損益が952億円の赤字と苦しんだ。IPOの時期を20年9月へ約1年先送りし、5GやDC関連を追い風に市況回復を待つ。
IPOと同時に行う予定だった社名変更を19年10月1日に実施。新社名「キオクシアホールディングス」として心機一転し、サムスンなどライバルとの激しい競争に挑む。
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