日本規格協会が組織を“3分割”する理由
JSAはもともと、規格の原案作成から利用支援まで標準化に関する総合的な機能が特徴だが、組織分割で意思決定の迅速化や専門性の向上などを図り、価値を高める。
また再編を通じ、日本工業規格(JIS)の制定に民間の力を活用する改正JIS法への対応も進める。新たなJIS法では認定を受けた機関が国に代わり規格制定・改正を審議できるようになる。JSAは認定取得に向けた準備を進めており、19年7月から始まる新制度のけん引役として期待される。
欧米では英国規格協会(BSI)やドイツ規格協会(DIN)などJSAのような標準化団体が国家規格の審議を担い、国際的にも影響力を持つ。
他方、日本では経済産業省の審議会が同じ機能を持つため、従来JSAの存在感は限られた。認定機関になればJIS制定により深く関与することになり、役割は重くなる。
