アライアンス見直しのカギになる「ルノー・日産BV」という存在
ほかに共同声明では「3社の取締役会は、一貫してアライアンスの強い結束を維持することを強調してきた。この20年間、他に例をみない成功を収めてきた」などとした。
一方、ある日産幹部は3社トップの会議内容には言及しなかったが、トップとしてRNBVを独占的に取り仕切ってきたゴーン容疑者がいなくなった点、同社には三菱自が出資していない点などを挙げ、「具体的な議論はまだ先になるが、RNBVはアライアンスの全てではなく、こだわる必要はない」と語った。ゴーン容疑者の退場を契機に、3社連合の戦略策定や運営の仕組みを大幅に見直す可能性を示唆した。
ただ同社トップはルノーCEOが就く規定があり、ルノーの筆頭株主である仏政府のルメール経済・財務相は25日、「ルノーCEOが連合トップであり続けるべきだ」とクギを刺した。一方、日産は同規定の見直しも選択肢にあるとの考えを示している。
ルノーは日産に43・4%出資し議決権を有する一方、日産のルノーへの出資は15%に留まり議決権はない。仏政府の意向を受けて支配力を維持したいルノーと、「対等な関係」の構築を目指す日産は対立しており、出資関係の見直し議論がどう展開するかも今後の注目点だ。
