中国の株式市場が、乱高下に見舞われている。8月20日、上海総合指数は政府が景気刺激策や相場のテコ入れ策を導入するとの観測から7.6%上昇。だが、政府からは結局なんの発表もなく、21〜22日には反落した。この数ヵ月、市場は同様の動きを繰り返している。政府への期待が出るのも無理はない。上海総合指数は、昨年10月のピーク時から約6割も下落しているのだ。株価下落の要因は複合的だが、根本的には中国経済全体の減速と