多くの米国人は、日本のふすまや障子を新鮮に感じるという。最近の米国で家を建てる際には、ふすまや障子をアレンジしたスライディングドア(引き戸)スタイルを取り入れるケースが増えている。また自分で家を改築する人が多く、ホームセンターやウェブサイトでは「ふすまドアセット」と称する便利なキットが販売されていたり、自分で設置する方法なども紹介されている。

 ユニークな製品や最新テクノロジーを紹介する米国のブログ「thepulseblog」では、日本の引き戸の魅力について語っている。筆者は、米国では最近、ハイテク機器からユニークな建材まで、日本製品に魅了される人々がますます増えていると語る。日本文化は、世界中で人々を驚かせるユニークさを持っていると述べ、引き戸には、日本文化のユニークな特長が見られる、とつづっている。

 筆者は、ふすまや障子と呼ばれる日本の引き戸は、とてもユニークなアイディアで、日本の大部分の家庭で使われており、引き戸を利用すれば、スペースの節約になると紹介している。

 伝統的な日本の家屋でふすまや障子は、個々の部屋を分けたり、廊下から切り離したりする用途に使われると説明。デザインも多様で、竹材で作られた引き戸や、表面に見事な景色と自然、桜の花や幾何学模様などの絵が描かれたふすまがあり、人々を魅了しているとつづっている。

 米国の家では、年齢や性別、人種や宗教などを考慮して、多くのふすまはシンプルで、無機質なデザインが使われることが多いようだ。一方で、誰かにプレゼントする場合は、特注もできるとアドバイスをしている。

 最後に、時間を超えた本物志向のデザインの引き戸を設置すれば、あなたの部屋は、典型的な日本家屋に変わると述べ、日本文化のユニークさと信頼性を感じてほしい、と締めくくっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)



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