リヴァプールでマネの前に「背番号10」だった5人、全員わかる?
リヴァプールは新シーズンからサディオ・マネが背番号10を背負うと発表した。
ここでは、彼より前にリヴァプールの10番を背負った選手たちを振り返ってみる。
フィリペ・コウチーニョ(2012〜2018)
ブラジル代表MF/現バルセロナ
レッズファンに愛された小さな魔法使い。
小柄ながらフットサル仕込みの圧倒的な足技でDFを翻弄するテクニシャン。豊富な運動量やゴールに直結するチャンスメイク力を兼備する。
また、プレミアリーグ移籍後には相手を仕留める必殺のミドルシュートなど得点力まで身に着けた。
ウィングやインサイドハーフでもプレー可能なバーサタリティも併せ持ち、近代の攻撃的MFに必要不可欠なものをほぼ全て兼ね備えている。
若くしてインテルに引き抜かれた後には伸び悩みもあったが、リヴァプールで本当の才能を開花させた。
ジョー・コール(2010〜2013)
元イングランド代表MF/現タンパベイ・ロウディーズ
イングランド代表でも異彩を放ったロンドン生まれの天才MF。幼少期から神童として有名で、あのアレックス・ファーガソン氏も知っていたほど。
ウェストハムで弱冠17歳にしてデビューすると、その後チェルシーへ移籍。モウリーニョのもとでは持ち前のテクニックだけでなく、タフさと運動力も身に着けて活躍を見せた。
リヴァプール退団後は古巣ウェストハムなどを経てアメリカへと活躍の場を移した。
36歳になった現在は北米実質2部のタンパベイ・ロウディーズで選手兼任コーチとしてプレーしている。
アンドリー・ヴォロニン(2007〜2010)
元ウクライナ代表FW/引退
かつてウクライナ代表で長きに渡ってシェフチェンコの相棒を務めたアタッカー。
スピード、運動量、献身性、高いシュート意識を持つFWとして活躍を見せた。ただ、鳴り物入りで加入したリヴァプールでは、あまりインパクトを残せず…。
その後は、プレースタイルを変え、巧みなポジショニングから意表を突いたスルーパスなどを繰り出すプレーも披露した。
引退した現在はウクライナ代表のオブザーバーに。
ルイス・ガルシア(2004〜2007)
元スペイン代表FW/引退
2人の有名なルイス・ガルシアのひとり。
もうひとりのルイス・ガルシア・フェルナンデスはレアル・マドリー育ちで、中村俊輔とプレーしたことでも知られる選手。
こちらのルイス・ハビエル・ガルシア・サンスはバルセロナ育ちのレフティだ。
アトレティコ・マドリーでブレイク後、古巣バルセロナに復帰。だが、その1年後にかつての恩師であるラファ・ベニテスに引き抜かれる形でリヴァプールへ移籍した。
在籍は3年だったが、ここ一番の勝負強さと抜群の嗅覚を活かしたスーパーゴールで人気は高かった。引退後にはリヴァプールのアンバサダー的な役割も。
マイケル・オーウェン(1997〜2003)
元イングランド代表/引退
元祖ワンダーボーイ。エヴァートンでもプレーした元フットボーラーの父テリーの子として生まれ、弱冠13歳でリヴァプールと契約した。
トップデビュー後は2年連続でプレミアリーグ得点王に輝くと、1998年W杯ではアルゼンチン戦で圧巻のゴールを叩き込んだ。
バロンドール受賞後はレアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドでもプレー。リヴァプールとユナイテッドに所属した数少ない選手のひとりでもある。
大の競馬好きであり、引退後にはジョッキーに挑戦して話題に。