日本を訪れる中国人旅行客のニーズに変化が見られると言われて久しい。以前は買い物が中心だったが、最近は「日本ならではの体験」を求める中国人が増えているという。たとえば温泉に入ることや寿司などの美食を堪能することが人気のようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客のニーズに変化が見られると言われて久しい。以前は買い物が中心だったが、最近は「日本ならではの体験」を求める中国人が増えているという。たとえば温泉に入ることや寿司などの美食を堪能することが人気のようだ。
 
 中国メディアの今日頭条は24日、日本を訪れたからには「絶対に体験すべきこと」について論じる記事を掲載し、「日本ならではの体験を味わわずして、日本を訪れたとは言ってはならない」と主張した。
 
 記事は、日本は四季があって、それぞれの季節にそれぞれの楽しみ方があると指摘する一方、もっとも楽しい季節が夏だと指摘。夏に日本を訪れれば「一生忘れられない旅行」になる可能性が高いことを伝え、絶対に味わうべき体験の1つとして「花火大会」を挙げた。さらに、日本の大きな花火大会では有料席でのびのびと花火を鑑賞することができることを伝える一方、日本の花火大会は人出が多いため、会場までの移動方法などについては事前によく調べておくよう提案した。
 
 さらに、京都を訪れて「和服を着て日本の風情を味わうこと」も、日本を訪れたら「必ずすべきこと」であると伝え、和服のレンタル店をいくつか紹介。女性が和服を着て歩くうえでは「歩幅を狭くして歩くのが美しく見えるコツ」であることを伝える一方、実際にやろうとすると思ったより難しいことを伝えた。
 
 また記事は、関西を訪れたら奈良公園を訪れて、鹿と戯れるのも一興であると伝え、特に子どもと一緒に訪日するのであれば子どもにとっても良い思い出になると紹介。そのほか、鉄道に乗って車窓から日本の風景を楽しむことも「せっかく日本を訪れたからには、ぜひ体験しておきたい」と伝えている。爆買いが減っていると言われるが、記事には「日本で買いたいもの」などについては一切触れられておらず、やはり日本ならではの体験を求める中国人が増えていることが感じられる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)