写真は、新戦力として期待されている森重真人。 (撮影:二宮渉/フォート・キシモト)

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【9月10日の日本vsガーナ戦は日本が3-1で逆転勝利を収めた。だがこの試合のポイントは最終的なスコアではないとラモス瑠偉は分析する。】

グアテマラとは力の差があったね。ガーナも主力が抜けていて残念だった。だからグアテマラ戦の3-0は当然だったし、ガーナ戦も妥当な結果だと思う。だけど、この両試合に意味がなかったかというと、そうじゃない。本当はとてもいい本大会のシミュレーションができてもよかった。思い通りにはいかなかったけどね。

僕が注目していたのは、ガーナ戦の前半だった。ガーナの試合日程や移動を考えると、きっと体力が持っても前半だけ。後半はきっと足が止まるだろう。前半の間だったらガーナの走力やカウンターに日本がどれだけ対応できるか、いいテストになる。

それに新しい戦力がどれくらいプレーできるのか、厳しい局面でこそハッキリする。これまで使われてきた選手は、ブラジル、イタリア、メキシコ、ウルグアイと大変な場面を経験しているのだから、今度は新戦力の番になってもよかったよね。だからガーナ戦でこそ森重真人を試してみてはどうだったのだろう。

それに、ガーナ戦の前半でこそゴールを奪ってほしかった。ザッケローニ監督は就任以来、決定力不足の解消を続けてきたけれど、その成果はこの試合の前半でこそ示されるべきだったのじゃないだろうか。決定機は何度もあったけれど、ゴールにできたのはガーナの動きが鈍ってからだったのは反省点だよ。

この試合を3-1の逆転勝利と最後のスコアだけ見て喜ぶのはちょっと違う。2試合を通じてもっとも内容が濃かったガーナ戦の前半が0-1だったことを、ちゃんと分析しておくべきだね。