話題の「クールスカルプティング」とは?脂肪を凍らせて減らす仕組みと安全性を解説
「痩せたいけれど、手術はちょっと……」「気になる部分だけスッキリさせたい」。そんな声に応える医療痩身の一つが、脂肪冷却による「クールスカルプティング」です。そこでクールスカルプティングとはどんな施術かについてをKUMIKO CLINICの下島久美子先生に話を聞きました。
監修医師:
下島 久美子(KUMIKO CLINIC)
2000年、金沢医科大学卒業。杏林大学第一内科に入局後、東京都立広尾病院、都内美容クリニックなどで経験を積み、2014年にKUMIKO CLINICを開院、院長となる。美容医療の中でも、エビデンスに基づいたナチュラルな変化を目指す治療を提供している。
編集部
「クールスカルプティング」とはどんな施術法なのでしょうか?
下島先生
クールスカルプティングは脂肪冷却マシンの一種で、脂肪細胞だけを選択的に凍らせることで減らしていく、非侵襲的(=皮膚を切らない)な痩身方法です。数ある脂肪冷却マシンの中でも、クールスカルプティングはアメリカのハーバード大学で開発され、2017年には厚生労働省の承認も受けています。
編集部
「脂肪細胞を凍らせて減らす」というのをもう少し詳しく教えてください。
下島先生
クールスカルプティングは、脂肪細胞がほかの組織(皮膚・神経・筋肉など)よりも高い温度で凍るという特性を利用しています。具体的には約4℃で脂肪だけを選択的に凍らせることで、ほかの組織にダメージを与えずに脂肪細胞を破壊するのです。この破壊は急激な壊死ではなく「アポトーシス」と呼ばれる自然な細胞死のプロセスなので、周囲の組織や血流にはほとんど影響がない安全性の高い施術法とされています。不要になった脂肪細胞は徐々に分解され、1~3カ月かけて体外へ排出されていきます。
編集部
ほかの痩身方法と比べて、どのような違いがありますか?
下島先生
たとえばこれまでのメスを使わない痩身方法は、何度も通わなければならなかったり、効果が緩やかだったり、リバウンドしやすかったりするデメリットがありました。また、食事制限や運動などでは、部分痩せは難しいとされており、部分痩せと言えば脂肪吸引などの外科的な施術を選択するしかありませんでした。
編集部
では、脂肪吸引とクールスカルプティングとの違いは?
下島先生
クールスカルプティングは、体外から脂肪細胞にのみ働きかけるので、脂肪吸引のようにメスやカニューレを使わないため、傷ができませんし、術後のダウンタイムもほとんどなく、体への負担が大きく異なります。メスを使わない非外科的な施術でありながら、脂肪吸引なみの効果を発揮できるのがクールスカルプティングと言えます。
※この記事はメディカルドックにて<クールスカルプティングってどんな施術?>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

