ミラン黄金期のチームメイトに生じた”友情の亀裂” シェフチェンコ氏がピルロ氏を非難、ロシア賭博企業問題が引き裂いた盟友関係 イタリア紙が特集
かつてミランで黄金時代を築き、欧州屈指の盟友として数々のタイトル獲得に貢献したアンドリュー・シェフチェンコ氏とアンドレア・ピルロ氏。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻を巡る問題が、長年築いてきた友情に深い亀裂を生んでいるようだ。
伊『La Gazzetta dello Sport』は、現在ウクライナサッカー協会(UAF)の会長を務めるシェフチェンコ氏と、かつてミランで黄金期をともに築いたピルロ氏との関係に注目。現在、ロシア企業とのスポンサー契約をめぐってピルロ氏のイタリア代表監督就任が暗礁に乗り上げる中、その問題は両者の長年の友情にも埋めがたい亀裂を生んでいると報じている。
「彼らがしたことを非難する。何人かとは話をしたが、返答すらなかった人もいた。返答をくれた人には私の立場を伝え、ウクライナではどう受け止められているのかを説明した」
さらに「私にとって最も重要なのは、元同僚たちが今も戦争は続いており、ロシアは子どもやウクライナ市民を殺し続けているという現実を理解することだ。戦争は今も私たちの国で起きている」と語り、金銭目的だったのではないかとの質問にも直接踏み込むことなく、自身の立場を示していた。
同メディアによれば、現在のシェフチェンコ氏はこの件について新たなコメントを避けているという。それでも自国への支援を最優先に活動を続ける同氏にとって、この問題は過去の出来事として片付けられるものではないようだ。
ミラン時代にはチャンピオンズリーグ制覇やセリエA優勝など数々の栄光をともに分かち合ったシェフチェンコ氏とピルロ氏。戦争という現実は、長年育まれた友情にも大きな影を落とし、かつての盟友の関係は以前のようなものではなくなってしまったようだ。

