トランプ政権、USMCAの「現行延長」を拒否 北米3か国は今後も見直し協議へ
アメリカのトランプ政権は北米3か国の自由貿易協定であるUSMCA=アメリカ・メキシコ・カナダ協定について、現在の内容での延長は拒否すると表明しました。
アメリカのUSTR=通商代表部は1日、アメリカ・メキシコ・カナダの3か国が自由貿易協定であるUSMCAの延長をめぐるオンライン協議を行い、アメリカは現在の内容で協定を2042年まで延長することについて、拒否したと明らかにしました。
カナダとメキシコは延長を求めていましたが、アメリカ政府高官は「USMCAはトランプ大統領が目指す貿易赤字削減に役立っていない」と強調しています。
USMCAはすぐには失効せず、2036年までは有効で、3か国は今後も協定延長をめぐる見直し協議を続けます。
トランプ政権としてはアメリカに有利な形に協定を見直したい意向ですが、企業にとっては投資環境などが不透明な状況が続くことになります。
一方、メキシコのエブラルド経済相は協議後の会見で、自動車分野をめぐる議論が中心だったと明らかにした上で、「我々は焦ってはいないが、不確実性が残ることも望んでいない」とコメントしています。
また、カナダのルブラン対米貿易担当相は、「議論を続けることの重要性について意見が一致した」との声明を発表。さらに、アメリカとの間で問題を抱える「鉄鋼やアルミニウムなどの関税について、アメリカ側と実質的な協議を行うことが含まれる」と強調しました。
