北朝鮮の国旗=AP

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 【ソウル=藤原聖大】韓国統一省は6月30日、1991年12月から93年1月まで計32回行われた北朝鮮の核問題を巡る南北交渉の文書約3800ページを公開した。

 互いに激しい言葉で罵倒し合うなど厳しい交渉の様子が浮き彫りになった。

 文書の公開は8回目で、核兵器の生産や保有などを禁じた「朝鮮半島非核化宣言」(91年12月)前後の交渉過程が対象となった。

 文書によると、核施設の査察などを巡り、互いに「ヤクザ」「強盗」などと罵倒。米韓合同軍事演習については、北朝鮮側が「外部勢力を引き込んでいる」と主張した。これに対し、韓国側が朝鮮戦争を踏まえ、外部勢力と結託したのは北朝鮮だと反論し、金日成(キムイルソン)主席とソ連のスターリンの写真が載っている韓国紙を手渡すと、激怒した北朝鮮側の担当者が紙面を破いたという。

 聯合ニュースによると、担当者は金主席の写真を確認しておらず、気付いた後に青ざめていたという。

 交渉は決裂し、同宣言は現在、死文化している。