◆サッカー北中米W杯▽決勝トーナメント1回戦 オランダ1―1(PK2―3)モロッコ(29日、モンテレイ競技場)

 FIFAランク8位のオランダと同7位のモロッコによる好カードは延長戦でも決着がつかず、1―1のままPK戦に突入し、オランダが2―3で競り負けた。5人中3人が成功したモロッコに対し、オランダは2人が成功、3人が失敗。2―2で迎えた5人目のFWサマーフィルがモロッコGKブヌに阻止され、最後はモロッコ代表のサイバリが左隅に決めた。

 屈指の好カードは前半から両者譲らない展開。均衡を破ったのは後半27分、オランダだった。FWサマーフィルが抜け出して、並走したFWハクポが右足で押し込み、先制。パートナーが流産したとの報道があった中でのゴールに涙を流した。

 対するモロッコは、アディショナルタイムに、左サイドから味方のクロスにDFディオプがヘディングで決め、土壇場で1―1に追いついた。

 勝敗の行方は、前後半各15分の延長戦へ。足がつる選手も続出する中、オランダDFファンヘッケ、モロッコMFサイバリがともに頭部から流血して応急処置を受けるなど文字通りの死闘に。両チームとも満身創痍(そうい)で戦い抜き、1―1のままPK戦での決着となった。

 日本と同じ1次リーグF組のオランダは第1戦で日本と対戦し、2―2で引き分け。最終的に日本を上回るグループ首位で決勝Tに進出していたが、両チームは同じ日に大会を去ることになった。