受け入れ態勢は万全なのに大阪の動物園に対し「ゾウ返還」の署名が17万筆
毎日新聞の報道によると、大阪市天王寺区の動物園「天王寺動物園」に飼育されているアジアゾウ3頭について、ゾウの故郷であるマレーシアにて「返還してほしい」なる署名運動が行われていることがわかった。
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マレーシア国民の意見では「ゾウは森で生活する権利がある」ということで、返還を求めており既に署名は17万筆も集まっているという。
天王寺動物園は1915年の開園当初からゾウを飼育していたが、2018年1月に最後の1頭が死亡してからはゾウの不在が続いていた。
ところが、2022年にマレーシアの動物関係機関と天王寺動物園の間に保護プログラムが締結された。天王寺動物園はゾウを受け入れるためゾウ舎をリニューアルし受け入れ準備を行っていた。天王寺動物園が発行している情報紙「Together」によると今回のゾウの受け入れについて細心の注意が払われているという。
情報紙「Together」(筆者撮影) 特にオスのゾウは同動物園でも戦後初ということで、オス特有の発情期対策を入念に行ったほか、リニューアルしたゾウ舎については「準間接飼育」という柵越しにゾウと向き合う最新設備を作り、マレーシア側の現地スタッフの監修のもとゾウ舎の設備を改良していた。
さらにはゾウを介してマレーシアの取り組みも知ってもらおうと関連パネルを展示するなどゾウだけではないマレーシア国への配慮も忘れていない。
このように天王寺動物園は考えうる限りの配慮を行っているが、その気持ちはマレーシアに住む一部の国民には伝わらなかったようだ。
記者も天王寺動物園の新しいゾウ舎を見学したが、ゾウは広いゾウ舎のなかで比較的リラックスして過ごしているように見えた。
いつの時代もゾウは動物園の一番の人気者。無事に解決するとよいのだが…。

