すでに来年への構想も 進化を続けるコース&出場選手が“4億円大会”の成長をけん引
17番の難度アップはデータにはっきり表れた。昨年は平均スコア『4.0975』で18ホール中8番目の難しさだったのに対し、今年は『4.3814』で一気に最難関ホールへと変貌をした。前方のティイングエリアを使用し、359ヤードで行われた第1ラウンドでは12個のバーディが生まれたものの、本来の421ヤードで行われた第2ラウンドは7個とほぼ半減。さらに決勝ラウンドのバーディは1つだけ。第3ラウンドで菅楓華がバーディを奪ったものの、第4ラウンドでは1つのバーディも生まれなかった。 優勝争いの大詰めでボギーを叩く選手はいなかったが、単独首位で17番を迎えたパク・ヒョンギョン(韓国)は2段グリーンの下からのバーディパットを3メートル近くショート。最終18番がパー5ということもあり、続くパーパットが優勝に大きく前進する一打となった。 大会創設当初から毎年、コース改造を続けていく方針を打ち出しているアース製薬の大塚達也会長は「15番あたりから終盤は難しいホールが続いてほしいので、その中でよく仕上げていただけたと思います」と17番の改造には手ごたえを感じている。 さらに来年に向けた改造プランについて聞くと「まだ決まったわけではありません」と断ったうえで、インコースのパー3を候補に挙げた。「13番(188ヤード)と15番(171ヤード)は距離も近く、似通った雰囲気のホールなので、特徴を持たせたいと思っています」。 15番については明確なイメージがあるようで「(ギャラリープラザの)タリーズの席から選手がよく見えるように過去にティを移動したのですが、現状ではグリーン面が見えません。2段グリーンにして奥が高くなれば、どこに乗ったのかが分かってより盛り上がるのではないでしょうか」。コースの戦略性だけでなく、ギャラリーにより楽しんでもらうプランだ。 また、大会では世界的な大会への発展を目指して昨年から積極的に海外選手を招へい。今年はその中の一人であるヒョンギョンが優勝した。「グローバル化という意味で、パク選手が優勝したことはうれしいですね。今年の試合を見て“私も出たい”という海外の選手が出てきたらいいなと思っています」。実際にどんな改造が行われるのか、そして、海外からどんな選手が参戦してくるのか、1年後を楽しみに待ちたい。(文・田中宏冶)
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