W杯惨敗で“サッカー改革”に燃える韓国政界 大統領自らSNSで徹底糾弾、与野党議員が叫ぶ「大手術」
サッカー北中米ワールドカップで韓国代表が決勝トーナメント進出を逃したことを受けて、政治圏から韓国サッカー協会に対する叱責が相次いでいる。
李在明(イ・ジェミョン)大統領をはじめ、与野党の議員たちは今回の結果の原因としてサッカー協会の運営問題を指摘し、人的刷新と改革を求めた。
李在明大統領はこの日、自身の公式X(旧ツイッター)アカウントで「国民を失望させた今回のワールドカップ決勝トーナメント進出失敗は、組織と人事の失敗によるものとみられる」とし、「二度とこのようなことが再発しないよう、スポーツ行政の改革を迅速に推進する」と明らかにした。
続いて、主務官庁である文化体育観光部に向けて「ワールドカップ出場にも多くの国民の血税と国家的な支援能力が投入されているだけに、文化体育観光部で今回の事態の正確な状況や原因の分析、再発防止と改善のための対策を念入りに講じてほしい」と求めた。

また、李大統領は「結局、人事が万事であることが改めて証明された。能力よりも身内かどうかを重視し、無能な人間を指揮官に選べば、結果は火を見るより明らかだ」と、韓国代表を率いたホン・ミョンボ監督をSNSの場で“無能”と表現したうえでし、「公私の区別ができず、公益より私益を優先するでたらめな人事がまかり通るのは、人事権者に対する監視、牽制、問責が不可能、あるいは難しいためだ」と付け加えた。
与野党の議員らもSNSを通じて批判的な立場を相次いで表明した。与党「共に民主党」のパク・ボムゲ議員は「最低限の愛国心から決勝トーナメントに進むことを願っていた。韓国サッカーはリフォームではなく、建て替えが必要だという典型を示した」と評価し、同党のチョ・ゲウォン議員も「韓国サッカーの大手術が切実に求められる」と明かした。
「共に民主党」のソン・ヨンギル議員も前日、「韓国サッカーの最大の敵は韓国サッカー協会だ」とし、「今回のワールドカップの結果は、2014年ブラジルワールドカップの時から予見されていた惨事だった。監督選任のプロセスから公正ではなかった」と批判した。続いて「韓国のサッカーファンが背を向けた理由も、単に成績のせいだけではない」とし、「プロセスが公正ではなく、過ちを認めず、失敗しても責任を取る人がいなかったからだ。今、韓国サッカーに最も必要なのは監督一人の交代ではなく、韓国サッカー協会の刷新だ」と主張した。

国民の力のキム・スンス議員も「韓国サッカー協会とホン・ミョンボ監督の無能と無責任、我執が、結局懸念していた通り惨憺たる成績表として返ってきた」とし、韓国サッカー協会の全面的な改革を要求した。
なお、ホン・ミョンボ監督は6月29日(日本時間)、韓国代表のベースキャンプ地であるメキシコ・グアダラハラで会見を開き、代表監督辞任を発表した。
(記事提供=時事ジャーナル)

