26-27シーズンも活躍が期待されるルカオ(左)とL・ガウショ(右)。写真:寺田弘幸

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 J1の岡山は6月27日、政田サッカー場で新シーズンに向けて始動した。

 練習が始まる1時間前には、約1年間を期限付き移籍で在籍してきたウェリック・ポポとの契約期間が満了したことが正式に発表された。26-27シーズンは2人のブラジル人FWに大きな期待がかかることになったが、ルカオとレオ・ガウショは元気にチームに合流しており、頼もしい限りだ。

 在籍4年目のルカオは、チアゴ・アウベス、ガブリエル・シャビエル、グレイソンたちブラジル人アタッカーとの別れを経験してきたなかで、岡山への愛をますます強めている。

「私は岡山を愛しています。街も素晴らしい。1年半前にJ1昇格を果たした時には、すごく良いオファーがあったけど、それでも岡山でプレーすることを選んだ。あの決断は今でも正しかったと思っているし、これからもここでプレーし続けたい」

 ルカオはJ1を戦う岡山の攻撃をけん引する存在であり、同郷のFWが日本で力を発揮するためのサポートも惜しまない。日本でプレーすることを望んでいたW・ポポが新たな契約を結んだことも喜んでいた。

「ポポが苦しんでいた時期には、私がアドバイスしたこともありましたけど、みんなも分かっている通り、ポポはすごくポテンシャルのある選手。それがこの半年で認められて移籍することができたと思うので、私も嬉しく思う」
 
 来日して7年が経つルカオは、ピッチ内外で日本のことをとてもよく理解しているが、ブラジル人であることにも変わりはない。北中米W杯でブラジルと日本が対戦することになり、ルカオは苦笑いしながら語った。

「複雑な気持ちだよ。対戦するのが早すぎる。私はブラジルで生まれ育ったので、もちろんブラジルを応援するんですけど、日本の試合も全部、見ているし、日本は素晴らしい結果を出しているので、日本にも勝ち進むチャンスはあると思う。

 日本はどんな状況でも最後まで変わらない。あきらめずに90分間を戦うところは素晴らしいし、特長は切り替えだ。日本の切り替えは速すぎて、特にボールを失った後の切り替えがとても速いので、そこは本当に警戒すべきところだと思う」

 もう1人のブラジル人FW、L・ガウショも笑いながら応じた。

「本当に簡単な試合にはならないと思う。ブラジルのグループステージは、最初の2試合があまり良くなかったけど、3試合目のスコットランド戦はすごく良かったと思うんで、次の試合は良いプレーができるんじゃないかな。もちろん日本が勝っても嬉しいけど、やっぱりブラジルが勝った方が嬉しいね」

 ブラジルと日本の一戦は、過去も現在も多くのブラジル人選手がJリーグでプレーしている背景もあって、やはり特別な試合になる。30日の2時にキックオフする一戦は、人それぞれが、それぞれの思いを巡らせながら見ることになるのだろう。
 
 岡山の強力な助っ人である2人には、26-27シーズンも大活躍が期待される。

 今年4月に加入して9試合に出場し、4得点を挙げたL・ガウショは「百年構想リーグと同じように、ちゃんと決めるべきところで決めていきたいし、他の部分でもチームメイトを助けられるように成長して、より良い結果を残せるようにしたい」と意気込みを語った。チームにさらにフィットして、非凡な決定力を存分に発揮してくれるはずだ。
 
 ルカオには存分に暴れまわってもらいたい。

「百年構想リーグでは、あまり得点を取れなかったので、数字も出していけるように頑張っていきたい。そろそろ31歳になってキャリアの終盤に入ってきているので、長くプレーを続けるために、フィットネスもしっかり維持していきたいね。ただ、ブラジルでは30歳を超えたら一気に落ちてくると言われているんで、少し心配しているんだけど、今はまったく問題ないよ。木山さんが大好きな切り替えも全然できるからね(笑)」

 岡山でさらなる活躍を誓うブラジル人FWたちが、今シーズンもスタジアムを熱くしてくれるに違いない。

取材・文●寺田弘幸

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