元気か


▶▶この作品を最初から読む

父が愛人を作ったことが原因で両親は離婚。小学5年生の朋は、妹の真由と母、3人での新しい生活が始まると思っていました。しかし、連れられた先は伯母の家。母は「この子たちをよろしくお願いします」と逃げるように去っていき、朋は両親に捨てられたことを知るのでした...。

憎んでも恨んでも、両親を嫌いになれない。苦難や理不尽な運命に翻弄される姉妹が、互いを支えに成長していくエピソードをお届けします。

両親が離婚し 親に捨てられました


※本記事はひらたともみ(著)の書籍『親に捨てられた私と妹 不器用な人』から一部抜粋・編集しました。

すぐに愛人と再婚した父


一度捨てたくせに


お父さんの匂いがする…


一緒に暮らせる家ならいいのに…


全然ヘーキ!!


今度いつ来る?


風邪ひくなよ


あはは…


…寂しいよ


うちのパパ口うるさいから


たくさん甘えたほうがいいよ!


家族でフツーに


いつなくしたんだろう


私の保護者は誰?


みんな自分の家があって


私の家族


一度捨てたくせに、気まぐれで会いに来る父。身勝手な人だと分かっていても、寂しくても、姉妹はまた会いたい一心で「嫌われないように」と気丈に振る舞います。普通に家があり、甘えられる家族がいる同級生と、なぜ自分はこんなに違うのか…。朋の気持ちを思うと、胸が締め付けられます。

著=ひらたともみ/『親に捨てられた私と妹 不器用な人』