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 ◇交流戦 広島3―0楽天(2026年6月14日 楽天モバイル

 広島・岡本駿投手(24)が、14日の楽天戦で7回2安打無失点に抑え、チームトップタイの5勝目を挙げた。序盤から付け入る隙を与えず、三塁すら踏ませない快投を披露。チームは今季初の2試合連続零封勝利で、交流戦2カードぶりの勝ち越しを決めた。

 ほれぼれする投球だった。岡本が、初見参の仙台で躍動した。7回2安打無失点で5勝目。鯉党からの歓声を一身に浴びると、自然と笑みもこぼれた。

 「先制点を取ってくれたので、絶対に1点をあげないという意識で投げた。ゾーンにしっかり投げ込むことを意識して、的を絞らせない投球ができたことが良かったと思う」

 150キロを計測した直球の質が良く、さらにストライクゾーンで攻めの投球を体現できたことが、好結果につながった。自己最多8奪三振。四球も初回に辰己に与えた1つのみだった。直球に球威があったからこそ、ツーシーム、カットボール、スライダー、チェンジアップなどの変化球も有効に活用できた。

 「大人になったというか、24歳の間に(年齢と同じく)24勝できるぐらいのピッチングをしていきたい」

 12日に誕生日を迎え、2日遅れながら自らの投球で祝った。誕生日当日は、練習後にチーム宿舎に戻ると、楽天・前田健から差し入れられた「牛タン弁当」をほおばった。登板が控えていたこともあり、ケーキなどの「お祝いもなかった」というが、その“我慢”が実を結んだ。

 昨秋に先発に転向。未知数の2年目も奮闘が光る。前回に続くハイクオリティースタート(7回以上、自責2以下)を記録し、勝利数は森下と並んでチームトップタイ。新井監督も「期待はしていたけど、こちらの期待を上回るスピードで成長してくれている」と舌を巻いた。

 開幕からローテーションに定着する中、体調を維持する上で大切にしていることが2つある。「徐々に疲れてきているのは感じているが、睡眠と交代浴はしっかりやっている」。交代浴は毎日、4セットを40分かけて行い、睡眠も8時間取っているという。こうした取り組みがパフォーマンスを支えている。

 右腕の快投で、チームは2連勝。2カードぶりの勝ち越しを決めた。「これからもしっかり投げて勝てるように頑張りたい」。気を引き締め、まだまだ白星を量産する。 (長谷川 凡記)