あなたの口臭は大丈夫?「口から便の臭いがする」人の“3つの原因”と対策【歯科医監修】
口臭の原因には、誰にでも起こる一時的なものから、虫歯や歯周病などの口腔内トラブル、体の不調が関係しているものまでさまざまです。「自分の口が臭っている」と自覚するのはなかなか難しいことですが、「大便のような臭い」と感じる場合は、原因を確認することが大切です。今回は、口臭が起こる理由や正しい対策について、箕浦先生に伺いました。
監修歯科医師:
箕浦 千佳(歯科医師)
朝日大学歯学部卒業後、東京都内の歯科クリニックにて一般歯科診療の経験を積む。現在は名古屋市内の歯科クリニックに勤務し、保険診療・自費診療の両方に従事。また、トランセントホワイトニング専門「星のエナメルケアデンタルクリニック」の院長として、ホワイトニングを中心とした審美歯科に力を入れている。患者に寄り添った丁寧なカウンセリングと、わかりやすい説明を心がけ、安心して受けられる治療の提供に努めている。
口臭の原因は?
編集部
口臭の原因について教えてください。
箕浦先生
口臭は誰にでも起こるものですが、「便のような臭いがする」「どぶ臭い」と感じたり、周囲から指摘されたりした場合は、一度原因を確認することが大切です。口臭の原因にはさまざまなものがあり、虫歯や歯周病など口腔内トラブルだけでなく、胃や腸などの不調が関係している場合もあります。口臭には、朝起きたときや空腹時、緊張したときなどに強くなる「生理的口臭(誰にでもある自然な口臭)」をはじめ、虫歯や歯周病、口の乾燥(ドライマウス)、舌の汚れなどが原因となる「病的口臭」もあります。このほか、ニンニクやニラなど臭いの強い食べ物や、タバコ、アルコールによる一時的な口臭や実際には強い臭いがなくても気になってしまう「心理的な口臭」もあります。
また、年齢を重ねると、口の中で発生する臭いに加えて、体内で増える成分の影響により口臭が強く感じられることもあります。口臭を指摘された、あるいは自覚したら放置せず、まずは歯科医院で原因を調べることで、病気の早期発見や適切な対策につながります。日頃から口のケアを意識し、健康な口内環境を保っていきましょう。
口臭の対策について
編集部
口臭の対策について教えてください。
箕浦先生
口臭を改善するためには、まず原因を突き止めることが大切です。口臭には、歯磨き不足や一時的な口の乾燥などによって起こるものもありますが、虫歯や歯周病などの病気が原因となっている場合もあります。原因に合わない対策を続けてしまうと、症状が進行してしまう可能性があるため注意が必要です。特に「病的口臭」の場合は、ガムや飲み物などで一時的に臭いをごまかすだけでは改善につながりません。虫歯や歯周病を放置すると、口臭が強くなるだけでなく、歯の健康にも影響することがあります。口の中以外の原因として、鼻やのどの病気、胃腸の不調、糖尿病などが関係している場合もあります。
歯科医院では、歯のクリーニングによって歯石や汚れを取り除き、虫歯や歯周病があれば治療を行います。自宅での歯磨き方法を見直すことも大切です。気になる口臭を放置せず、原因を確認して適切なケアを続けていきましょう。
内容への受け止めは?
編集部
内容への受け止めを教えてください。
箕浦先生
口臭はデリケートな悩みであり、人に相談しづらいことから、一人で不安を抱えてしまう人も少なくありません。しかし、口臭は単なるエチケットの問題ではなく、むし歯や歯周病などのお口の病気、さらには全身の健康状態を反映している場合もあります。特に「便のような臭いがする」と感じる場合は、自己判断で対策を続けるのではなく、まず原因を明らかにすることが大切です。適切な診断と治療によって改善できるケースも多いため、気になる症状がある場合は早めに歯科医院へ相談することをおすすめします。毎日のセルフケアと定期的な歯科受診を継続し、お口の健康維持に努めてもらえればと思います。
編集部まとめ
口臭は、食事や生活習慣による一時的なものだけでなく、虫歯や歯周病など口の中の病気や、体の不調が関係している場合もあります。気になる臭いをごまかすだけではなく、原因を知ることが改善への第一歩です。毎日の歯磨きや口のケアを丁寧に行い、定期的に歯科医院でチェックを受けることも大切です。口臭を健康状態のサインとして捉え、早めの対策を心がけていきましょう。

