中日が直面する“最大の誤算”…1勝止まりで抹消の高橋宏斗の“代役”は誰だ 奮起が期待されるベテランとドラ1右腕の名前

苦しむ高橋の代役探しが急務だ(C)産経新聞社
いくつも誤算がある中、一番の誤算かもしれない。
中日・高橋宏斗が苦しんでいる。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)参戦を経て2026年シーズンを迎えるも、5月が終わってわずか1勝。直近3登板はいずれも5失点を喫しており、5月31日のオリックス戦を最後に1軍登録を抹消された。
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一昨年は防御率1.38の球団記録を樹立し、昨季は171回2/3を投げた若きエースの不調は確かに痛い。ただ、復調を待てるほどシーズンは長くない。チームは高橋宏が投げ続けた日曜に新たな先発投手を立てる必要がある。
まず、白羽の矢が立ったのは涌井秀章のようだ。今月21日に40歳を迎える大ベテランは、今季これまで1軍登板なし。ファームでは2勝5敗、防御率5.24の成績だ。3月の開幕から1週間に1度のペースで先発しており、身体は至って健康。抜群の結果は見込めないかもしれないが、老獪なピッチングに期待しよう。
ベテランといえばもう一人、松葉貴大の存在も忘れてはならない。こちらは涌井より少し長い間隔、およそ10日に1度の登板になっているが、直近では6月2日の日本ハム戦(鎌ヶ谷)で6回3失点とゲームメイク。昨季は自身初の規定投球回をクリアした左腕、その力を借りる時は必ずやってくるはずだ。
若手では3人の「ドラフト1位右腕」の奮起が求められる。
まずは2022年のドラ1右腕・仲地礼亜。今季はロング要員として4月中旬に1軍昇格も、4試合7イニングで防御率10.29と振るわず、5月中旬に降格。ファームに戻ってからは好投と背信投球を交互に繰り返している。ハマった時のボールは凄まじいだけに、まずは好不調の波を小さくするのが肝要だ。
23年ドラ1右腕の草加勝はトミー・ジョン手術明け2年目。飛躍が期待される中、ファームで5試合に先発して6月4日に1軍登録。まずはロングリリーフで待機するという。直近のファーム戦登板(5月29日の楽天戦)では5回で9奪三振をマークしており、ボールの力は上がってきている模様。救援で結果を残せば先発のチャンスが来るかもしれない。
そして、今季のドラ1右腕・中西聖輝も再び1軍の舞台をうかがう。5月4日の阪神戦(バンテリンD)でプロ初勝利を挙げるも、13日のDeNA戦(横浜)で5回5失点KO。立ち上がりに複数点を失う課題が浮き彫りとなり、ファームでやり直しとなった。直近では6月4日の日本ハム戦(鎌ヶ谷)で先発しており、4回3失点で黒星。1軍に戻るのはもう少しかかりそうだ。
登録抹消を受け、背番号19は1日で250球の投げ込みを行ったそう。今季は投手キャプテンに指名され「なんとかしたい」という気持ちの表れと言える。もがき苦しむ高橋宏には復調の糸口を掴んでもらって、再び一軍で無双するのを待ちたい。
[文:尾張はじめ]
