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「今度こそダイエットを成功させたい!」と色々な方法を試してみたものの、なかなかうまくいかない…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。「ダイエットがうまくいかないのは、数々の<誤解>のせいです」と断言するのは、代謝の専門家である東北大学・山田陽介教授です。そこで今回は、そんな山田教授の著書『肥満脳のトリセツ 代謝の専門家が教える科学的ダイエット』より一部引用・再編集してお届けします。

【画像】「毎日」と「一日おき」どちらのダイエットがうまくいく?

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毎日我慢するより週3日のほうがダイエットは成功する→一日おきがストレスを残さない

ブリティッシュメディカルジャーナル(BMJ)に掲載された論文で、毎日腹8分目、カロリーをずっと35%減(6割5分)に抑えた場合(下図・右下のCER)と、1週間のうち3日カロリー制限、一日400から500kcal少なめにした場合(下図・左のADF)の比較研究の結果が発表されました。

どちらが遵守率が高かったか。毎日35%減の方がドロップアウトしやすいという結果が出ました。

一方で、一日おきに食べないのではなく、より少なめ、例えばスムージーなど、通常よりは少ないものを食べて、次の日はしっかり食べるという方が、実は挫折が少ない。

さらに体重が最終的に減って痩せる量もその方が大きいという結果になりました。

チートデーが必要

絶食まではしなくていいけれども、週3日プチ断食をして、その間は野菜と果物を中心にスムージーなども含めた生活をしながら、残りの日はしっかりと食べるというダイエットは、今のところ最も効果的ではないかという結論です。

毎日35%カロリー制限よりも、週3日プチ断食(野菜・果物中心、スムージー等)+残りの4日はしっかり食べる方が継続しやすく、減量効果も高い。


『肥満脳のトリセツ 代謝の専門家が教える科学的ダイエット』(著:山田陽介/講談社)

毎日減らして何ヵ月も続けるというのはかなり難しいということです。結局のところはチートデー(緩める日)が必要なのです。

ストレスの持続というのが、人間は一番苦手なものです。一過性のストレスをかけることは、逆に健康にもいい可能性がありますが、一過性ではなく、持続的・慢性的なストレスは、人間にとって耐えられない可能性が高いということになります。

ダイエットで怒りっぽくなる?

もちろん、どちらの方法も食事制限をするので、生活習慣病が少なくなるなど、いわゆる健康指標へのいろいろな効果は同じようにありますが、サルの実験で毎日30%カロリー減をした場合、そちらのサルの方がカロリー制限しないサルより長生きし元気でしたが、同時に怒りやすく、攻撃的になりました。

もっとよこせというのが常に入る、いわゆる易怒性が強くなります。

食事制限自体がストレスの元になって、続けられないのがダイエット失敗の要因として一番大きいわけです。

ダイエットはいかに楽をしながら、やるときとやらないときの差をつけるかが一番重要なのです。

一日おきの4対3プチ断食

この論文のように、ストレスをかけずに痩せるのに成功するためには、一日おきの4対3プチ断食が一番効果があるというのが新しいトピックです。人間は一日少し我慢すれば翌日は普通に食べられる、と思えば何とか続けやすいのです。

1週間ほとんど食べないで、3キロぐらい減らしてそれを持続しよう、というダイエット。苦しい時間は短い方がいいからと、そういうことを考えるのですが、それを持続するのは厳しい。

心身ともにストレスが強く、脳も飢餓への危機感から基礎代謝を減らすので、体重を減らした後でかえってリバウンドの可能性があがるのです。

※本稿は、『肥満脳のトリセツ 代謝の専門家が教える科学的ダイエット』(講談社)の一部を再編集したものです。