「わんぱく相撲全国大会」注目の小学6年生!岩上毘優雅選手「身長170センチ 体重120キロ」お米は毎日10合「左差しで上手をとれる」高砂部屋で稽古も(静岡・富士市)
8月10日、東京で開催された「わんぱく相撲全国大会」。小学4年生から6年生までが出場する国内最大規模の相撲大会で、この全国大会には地区予選を勝ち上がった総勢292人が日本一を目指し、激しい戦いを繰り広げました。
中でも注目は、富士市の小学6年生、岩上毘優雅(いわかみ・ひゅうが)選手。毎年、優勝候補に挙げられる強豪ですが、惜しいところで勝利を逃してしまい、今回がラストチャンス!ことしこそ優勝を狙いますが、そこには絶対に負けられないある思いが…
(毘優雅選手)
「お母さんに優勝して恩返しっていうか、したいですね」
母子家庭で育つ毘優雅選手は、小学生の日本一である“わんぱく横綱”を目指して母と二人三脚で強さに磨きをかけてきたのです。
(母)
「精一杯頑張って…ですね」
母と二人三脚で目指す小学生相撲・日本一!!その最後の夏の戦いと母への強い思いに迫ります。果たして、その結末は…?
現在、小学6年生の岩上毘優雅選手は身長170センチ、体重120キロという小学生らしからぬ恵まれた体格の持ち主で、同年代ではなかなか練習相手がいないため、全国大会に向け高校の相撲部を相手に練習しています。
小学生と言われなければわからないほど、体つきも、身のこなしも高校生と大差はありません。一緒に練習した高校生は…
(高校生)
「体と体が当たる時に重みがあって、嫌ですね。はっきり言って…。」
(高校生)
「小学生だけどあたりも強くて、体重も自分より重たいので、横綱になるんじゃないですかね。将来。」
毘優雅選手が相撲を始めたのは6歳のころ。
(毘優雅選手)
「小さいころから相撲が好きで、やりたいってなって始めました。」
テレビで見た強い力士たちに憧れ、相撲を始めるとすぐに頭角を現し数々の大会で優勝。特に得意というのが…
(毘優雅選手)
「押し相撲っす。(でも)まだ力が無いのでまだまだだと思う…」
■ランドセルが“背負えない”毘優雅選手 小学校ではー
闘志を内に秘め、寡黙な毘優雅選手ですが、まだ小学6年生。学校ではどんな様子なのでしょうか。学校を訪れてみると…友達と登校してくる毘優雅選手の姿が。
(毘優雅選手)
「おはようございます。よろしくお願いします。」
ちなみに、ランドセルは小学2年生で、すでに背負えなくなり、それからスポーツバックで登校しています。同級生と一緒にいると、ひときわ目立つ毘優雅選手。クラスでの様子を友達に聞いてみると?
(クラスメート)
「元気な子」
(クラスメート)
「ムードメーカーみたいな感じですね。ジェットコースター、メッチャビビってました。」
学校では笑顔の絶えない、クラスの人気者なのです!
■毘優雅選手がどうしても負けられない相手
(毘優雅選手)
「大嶋将生っていうライバルです。」
こちらは2年前、毘優雅選手が小学4年生の時のわんぱく相撲大会。決勝の相手が岐阜代表の大嶋将生選手。
画面右側が毘優雅選手。立ち合いから頭をつけもろ差しに。しかし、最後は小手投げで負けてしまいました。
そして去年は大嶋選手と準々決勝で対戦。画面左が毘優雅選手。一気に土俵際まで詰め寄るも決めきれず…最後は、大嶋選手の上手投げで敗れ、またしても優勝を逃しました。
(毘優雅選手)
「いや、本当に悔しかったです。結構相手は重いんで、押されないように頑張りたいです。6年生最後なのでやっぱり優勝したいですね。」
■絶対に負けられない理由「母に恩返しを」お米は10合
(毘優雅選手)
「お母さんに、やっぱり最近優勝してないので、全国で優勝して“恩返し”っていうかしたいですね。」
こちらが、母の岩上純子さん。母子家庭のため、毘優雅選手は母と2人だけでの生活。その中で、常に二人三脚で全国優勝を目指し、頑張ってきたのです。
するとお母さんから驚きの証言が…。。
(母・純子さん)
「すっごく食べます。お米は10合毎日炊きます。
(Q。1日でなくなる?)「無くなります。大変ですね…。」
2人暮らしで、まさかの毎日10合、茶碗およそ20杯分です。息子の優勝のために、お母さんも必死です。
この日の晩御飯は、毘優雅選手の大好物の、鶏のから揚げや、オムカレーなどボリュームたっぷりです。目標の“わんぱく横綱”に向け母のおいしい手料理で調整は順調のようです!
■東京の高砂部屋で稽古
実は高砂部屋は、毎年、富士宮北高校で合宿を行っていることもあり、親方が将来、大相撲でも期待できる毘優雅選手を稽古に招いていたのです。
元関脇「朝赤龍」の高砂親方に毘優雅選手について聞いてみると。
(高砂親方)
「相撲のうまみっていうかね、左差して上手とれる、一気に寄れるというところがいいんじゃないかなと思います。どんどん稽古をして、いろんな技磨いて、覚えていけば楽しみじゃないですかね」
親方も毘優雅選手の可能性に太鼓判を押します。しかし、その前に目指すのは、小学生の頂点、わんぱく横綱です。
■「わんぱく相撲全国大会」の当日
(母)
優勝できますように。
試合直前、毘優雅選手の髪を母・順子さんがセット。
(母)
Q.髪の毛はいつもお母さんがやるんですか?
「はい。それがルーティンです。願いを込めてやってます。」
準備は万端。いよいよ6年生の部が始まります。毘優雅選手は初戦からエンジン全開。相手を寄せ付けず勝ち進んでいきます。
■ライバルにまさかのアクシデント
大嶋選手が勝利を収めた直後、バランスを崩し、ひざを負傷してしまったのです。その様子に毘優雅選手も心配そうに見つめますが、大嶋選手はここで棄権となってしまいました。
まさかのライバル敗退。一方で毘優雅選手は順調に勝ち進み、いよいよ決勝戦へ。相手は、去年5年生の部で優勝している、東京の鈴木選手。強豪相手に最後のわんぱく相撲で母への恩返しを優勝で果たすことが出来るのでしょうか。
結果は突き落としで敗北。毘優雅選手の夏は終わりました。
(母)
「準優勝までこれたので悔しいですけど、よくやってくれたと思います。ここまで。よく頑張ったねって言ってあげたい。それだけです。」
(毘優雅選手)
「悔しいです。中学では優勝して、中学横綱をとりたいです。」
毘優雅選手の目標は大相撲の力士になること。まだ小学6年生…
静岡から全国へ、毘優雅選手の今後の活躍に注目です!!
