「なぜ、日本人にとってお米は特別なのか?」というタイトルの動画で、脳科学者・茂木健一郎氏が日本社会におけるお米の独自性や、その象徴的な意味について熱く語った。最近、高まるお米の価格や米離れに関する議論の中で、「やっぱりお米って大切なんだなとみんな思っている」と茂木氏は改めて指摘。単なる食材を超え、天皇陛下が皇居で稲作を行うなど、日本人にとってお米が『象徴』であることを強調した。

茂木氏は「お米って味わうという意味において、我々の体験の真ん中にいる」と語り、その理由について「お米はどんなおかずでも合う。自分を主張しない」であると説明した。日本の食卓で用いられる「口内調味」という文化を例に挙げ、「お米が中を取り持ってくれる」と表現。強い個性ではなく、周囲と調和し味を引き立てるお米の存在を、「日本の一つの理想」と位置付けた。

さらに、「これはまさに“なごみ”なんですよ」と述べ、自著『The Way of Nagomi(なごみの道)』に触れた上で、「お米の道、なごみの道」と、和の精神とお米の関係を説いた。「自分を主張しない。だけどいろんなものとの真ん中にいる」と語る姿が印象的だった。

また、「似たようなものはお酒なんですよね。お米からできるお酒も、自分を強く主張しないからこそいろんなおつまみと合う」ともコメント。お米や日本酒の“柔軟さ”を、日本人の理想像だと位置づけていた。

最後に、茂木氏は「今、“令和の米騒動”ってわけじゃないんですけども、お米について皆さんがいろんなことをおっしゃってる」とし、「そういうことを今日お話してみようかなと思いました」と語って動画を締めくくった。

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