「Numbers to know」では、DIGIDAY編集部が今週(3月20日(木)〜3月26日(水))注目した数字をご紹介します。今回はメディア企業の動向についてです。

25万人

Mail+の有料会員が増加、鍵を握るのは女性読者

英「デイリー・メール」のデジタル有料サービス「Mail+」の会員数が25万人を超えた。2024年1月に英国で開始し、同年10月には豪州、2025年2月には米国とカナダにも展開。成長の原動力となっているのは、女性読者を意識したコンテンツだ。同社は2029年までに100万人の有料会員獲得をめざしており、女性層へのアプローチを一層重視していく。グローバル女性編集長に就任したセリア・ダンカン氏は、「Mail+の拡大は新たな挑戦。女性読者の支持をさらに高めていきたい」と語っている(pressgazette.co.uk)。

11億5000万ドル

ピンタレストの売上が18%増、広告×AI活用が成長支える

ピンタレスト(Pinterest)は、2024年売上が前年比18%増の11億5000万ドル(約1兆7300億円)を記録。ユーザー数は5億5300万人に達し、広告収益の伸びが全体を牽引した。特に小売業界を中心に、AIを活用したローワーファネル広告の導入が拡大している。同社はこの成長を加速させるため、メタ出身のケイト・ハミル氏を北米エンタープライズセールス担当バイスプレジデントに起用した。ハミル氏はAI活用と広告プロダクト連携の戦略に強みを持ち、「プロダクトとセールスを一体化させることで、広告の成果を最大化していく」と意欲を語る(adweek.com)。

360万ポンド

英メディアのデジタルボックス、広告・サブスク収益が好調

英メディア企業デジタルボックス(Digitalbox)は、2024年の売上が前年比30.6%増の360万ポンド(約6億8200万円)だった。主力の収益源であるプログラマティック広告の単価は10%以上上昇し、風刺ニュースサイト「The Daily Mash」のサブスクリプション収益は2倍の20万ポンド(約3920万円)に達した。また、Facebookとのコンテンツマネタイズ契約による直接収益も拡大している。エンターテインメント分野を中心としたブランド拡張と、デジタル広告市場の回復基調に合わせた成長を見込んでおり、今後3年以内に事業規模を倍増させる計画だ(pressgazette.co.uk)。編集/坂本凪沙