脳科学者・茂木健一郎が語る「決めつけない生き方」のすすめ

脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネルで「決めつけない」と題した動画を公開し、賢い生き方として「判断を保留する」ことの重要性について語った。茂木氏は「決めつけないことっていうのは、ものすごく大事なことだと思っていて」と述べ、深い生き方や賢い生き方につながると主張した。
彼が特に注意したのは、決めつけがしばしばもったいない結果を招くことがあるという点だ。「自分とか他人の人生についても、こうだよねとか決めつけちゃうことがすごくもったいない」として、人生のありようを断定することなく、柔軟な考え方を持つことが大切だと強調した。
また、茂木氏は世の中で決めつけがちの人々が、時には活躍しやすい場面もあると分析する。「決めつけるタイプの方がインフルエンサーになったり、経営者としてある程度成功したりとかすることがある」と述べつつ、その発言には価値が乏しい点を指摘した。「話半分で聞いておく」ことで、こうした決めつけに対して距離を置くことが可能だと提案した。
動画の締めくくりでは、「自分の人生でやるべきこととか選択すべきことをどんどん選択していって」とした上で、「その、人生のありようとか評価については、ふわーっと見ておくのが望ましい態度ではないかな」と、自身の見解を語って動画を締めくくった。