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ラルフ・ローレン 、第3四半期で収益11%増。D2C拡大とAI活用で成長…
ラルフ・ローレン 、第3四半期で収益11%増。D2C拡大とAI活用で成長を牽引
ラルフ・ローレン 、第3四半期で収益11%増。D2C拡大とAI活用で成長を牽引
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記事のポイントラルフ・ローレンは第3四半期に収益を11%、D2C売上を12%増加させた。売上を20%増加させ、HBOドキュメンタリーが高視聴数を記録した。AI活用や新店舗形態の導入を進め、世界各地で事業を拡大した。
ラルフ・ローレンはこの第3四半期に世界における収益が11%増、すべての地域で2桁成長を記録し、予想を上回る結果となった。いまや同ブランドの総売上高の3分の2を占めるようになったD2C事業は、既存店売上高で12%増を記録している。調整後粗利益率は、平均小売単価の12%上昇と世界的な割引率の500ベーシスポイント以上の低下に支えられて、190ベーシスポイント上昇して68.3%に拡大した。「当社の小売事業は、デジタルの成長トレンドとともに既存店売上高で2桁成長を達成し、再び業績を牽引した」と、ラルフ・ローレンの社長兼CEO、パトリス・ルーヴェ氏は述べている。「D2Cは引き続き、高まるブランドの魅力とエコシステムモデルの強さを示す重要な指標となっている」。北米では収益が7%増加し、既存店売上高が8%増、卸売収益が6%増となり、このチャネルの成長が回復したことを示している。欧州は収益が16%増と際立つ成長を遂げ、一方でアジアは中国の20%以上の成長に牽引され、15%増となった。CFOのジャスティン・ピチッチ氏は、9億8000万ドル(約1467億9000万円)のフリーキャッシュフローと5億ドル(約749億円)の株主還元に言及し、同社の強固な財務基盤を強調した。また、通年の収益見通しを従来の3〜4%増から6〜7%増に引き上げた。ラルフ・ローレンは財務面だけでなく、体験型マーケティングやAIの統合にもかなり力を入れている。ルーヴェ氏は、ニューヨークの店舗におけるAI搭載のポロ・ベア(Polo Bear)や、サックスフィフスアベニュー(Saks Fifth Avenue)での没入感のあるホリデーイベントを例に挙げた。「我々は、デザインチームのムードボードから、在庫管理を最適化する予測購買モデルにいたるまで、クリエイティブとオペレーションの両面でAIを活用している」と同氏は述べている。同ブランドは第3四半期に190万人の新規D2C顧客を獲得し、価値の高い若年層の消費者がその牽引役となった。ソーシャルメディアのフォロワー数は、インスタグラム、TikTok、ドウイン(Douyin)での成長に後押しされ、6400万人を突破している。ラルフ・ローレン、革新と成長で20%の売上増を達成 ラルフ・ローレンのウィメンズウェアおよびハンドバッグカテゴリーは、新しいシーズンカラーや新素材を使用したポロIDバッグ(Polo ID bag)などの注目製品により、20%の成長を記録した。ナバホのアーティスト、ゼフレン・エム氏とのRRL限定カプセルや、ピンクポニー(Pink Pony)コレクションは、ブランドの文化的な関連性や社会的責任に対する取り組みをさらに明確に示している。それに加えて、ルーヴェ氏は商品の多様化と世界的な事業展開における成功も強調した。「出店のハイライトとしては、香港のパシフィック・プレイス(Pacific Place)と北京のチャイナワールドモール(China World Mall)におけるラルフズコーヒー(Ralph’s Coffee)を併設したポロ・ブティック(Polo Boutique)、またロンドンのハロッズ(Harrods)に新たにオープンしたラルフ・ローレン・コレクション(Ralph Lauren Collection)ショップなどがある」と同氏は述べた。また、遊び心のある色彩重視のデザインを活かしたエジンバラの「キャンディ・ストア(Candy Store)」のような新しい小売コンセプトも試験的に導入している。「新たな店舗形態のテストと学習を続けるなかで、キャンディ・ストアは楽しく柔軟性の高いスペースを備えた、当社にとって新規の小型店舗形態を示すコンセプトである」とルーヴェ氏は述べ、同ブランドがより小さな市場で展開している新しく柔軟な店舗の形態について説明した。「このユニセックスショップでは、セーターやラグビーシャツから虹色のポニーキャップやメッシュポロまで、我々の色に対する愛を表現したもっとも象徴的なポロ製品をキュレーションしている」。12月に上海でプレミア公開されたラルフ・ローレンのHBOドキュメンタリー『ベリー・ラルフ(Very Ralph)』は、中国の消費者とラルフ・ローレンの深い結びつきを紹介し、3000万ビュー以上のライブ配信視聴と670億以上のインプレッションを獲得した。「これは我々のブランド価値を中国の消費者と共有する特別な機会であり、あらゆる期待を超えるものだった」とルーヴェ氏は語った。革新的なマーケティングキャンペーンと主力商品への強い需要に牽引され、売上が20%以上増加するなど、同社の中国での成功は際立っている。これは、中国市場で苦戦しているほかのラグジュアリーブランドとの決定的な違いを示している。また重要な出来事として、先見性のあるデザイナーであり慈善家としての貢献が認められ、1月6日、ラルフ・ローレン氏自身に大統領自由勲章が授与された。「彼のビジョンは我々を日々インスパイアし続けている」とルーヴェ氏は言い添えている。「我々は、製品、地域、チャネルにわたる今後の大きなチャンスに期待している」とルーヴェ氏は言う。「当社のブランド力、多様な成長要因、組織の機敏性により、この勢いを来年以降も維持できると確信している」。[原文:Ralph Lauren’s holiday magic: Double-digit growth, AI-powered bears and a presidential medal]ZOFIA ZWIEGLINSKA(翻訳:Maya Kishida、編集:坂本凪沙)