バーレーン戦は上田のゴールもあり日本が勝利。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 北中米ワールドカップのアジア最終予選で、日本がバーレーンをアウェーで5-0と圧倒。その試合を現地取材した識者の河治良幸氏は「前半は苦しかったですね」と独自の見解を示した。

「ピッチの状態が良くなくて、グラウンダーのパスが横ズレしていく。イレギュラーなバウンドをするだけではなくて、ズレるんです。なので、ゴロのパスが繋がりにくい局面もあって、あえて浮き玉を使う場面もありました」

 実際、13分には谷口、板倉、遠藤の連係ミスからピンチを招いている。
 
「守田選手のサイドチェンジもかなりズレて、そこは本人も反省していました」

 中国戦に比べれば相手にボールを持たれる時間帯もあったバ-レーン戦には、5-0というスコアからは見えにくい真実があった。

 前半途中までは苦しんだ日本も、37分に上田のPKで先制してからは劣悪なピッチにもなれて攻撃の姿勢を強めた。早い時間帯でアウェーの環境に順応できた点は勝因のひとつと言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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