加藤宏幸球団本部長

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 中日・立浪和義監督(55)が今季限りでの辞任を決断。18日の阪神戦に3―8で敗れて、3年連続Bクラス入りが濃厚になったことで表明した。

 試合後、指揮官は「3年目で今年、結果を出せないといけないところで、結果を出せなかった。自分自身で責任を取って、けじめはつけます。結果がすべての世界なので、これは監督が責任を取るのは当然なので」と自ら辞任を切り出した。

 試合後、加藤宏幸球団本部長が取材に応じた。「今日の試合後、監督から『成績の不振の責任を感じている。今季限りで身を引きたい』ということだった。われわれの方からは最終戦まであと9試合は指揮は執ってほしいということで了解してもらいました」と説明。

 来季からの新指揮官の選定については「これから本格的に検討するということになる。今年の戦いぶりとか、過去2年も含めて検討して、どうするかというのを早急にまとめて、どういう人材を充てるかを考えないといけない」と言及した。

 3年間でチームを再建する方針でスタートした立浪政権の評価については「監督の方からは 最初の1年は様子をみますということでスタートをした。2年目から監督なりに動いた部分もあるし、3年目についていえば足りない部分を少し補強したりとかというのはあったが、基本的な方針は若い選手、一人でも多く一人前にしたいという思いで監督はやってきたと思いますし、その方向性については全く間違っていないというふうに思います。若い選手を一人前に育てるというのはなかなか簡単にはいかないなというのが実感です」と話した。