ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

写真拡大

大谷は48盗塁をマーク…2021年の自己記録を更新中

 ドジャース・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地で行われたカブス戦の初回に47号を放って史上初の「47本塁打&47盗塁(47-47)」を達成した。さらに2回には48個目の盗塁を決めて「47-48」としている。両部門とも早くも自己最多を更新中。特に盗塁数は“歴史的”に見ても異次元の領域に達している。

 新天地に移った今季は「走塁改革」に取り組み、走り方やリードの取り方を調整。すると、開幕から例年にないハイペースで盗塁を量産し、7月28日(同29日)のアストロズ戦で27盗塁目を決め、2021年の自己記録を早くも更新した。その後もペースが加速し、11日(同12日)のカブス戦で今季48盗塁目。25回連続で成功させている。

 米データ会社「コーディファイ」が6月に、自社X(旧ツイッター)に投稿したデータによると、大谷は指名打者として出場した選手のシーズン盗塁数で、すでに歴代最多を更新しているという。これまでの最多も実は大谷。エンゼルス時代の2021年に25盗塁を決め、通算3319安打の殿堂入り野手ポール・モリターが1992年に記録した24盗塁を上回っていた。

 現役時代のモリターはDH専任だったわけではなく、内外野全てを守るユーティリティ性を備え、通算504盗塁も記録するなどスピードも武器としていた。その大打者が残した数字を、たった3年後に今度は“倍”の差をつけて記録を更新。同社の6月の投稿には、米ファンから「40-40もある?」と言及されていたが、その予想をはるかに上回る成績を残している。(Full-Count編集部)