今年の平和記念式典で平和公園内への入場規制が強化されたことに対し市民団体が21日、広島市に抗議を行いました。

広島市は平和記念式典の開催にともなう入場規制を、今年から平和公園全域に拡大しました。

毎年集会を行ってきた一部の市民団体は、市の退去命令に従わず抗議活動を続けたとして、公園条例に基づき過料5万円の支払いを命じられました。

市民団体は市に対して過料への異議を申し入れるとともに、規制強化は「不当な政治弾圧である」などと抗議しました。

8・6ヒロシマ大行動宮原亮事務局長「根拠が薄弱な退去命令に従わなかったことをもって、公園の管理に支障があると主張をして過料の支払いを命ずるというのは非常に不当である」

広島市は今回の事態について、県警と検証したうえで来年以降の対応を検討するとしています。