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複数アカウントを使い分けてる人は珍しくない

8月4日、タレントのフワちゃんがお笑い芸人のやす子さんのX(Twitter)投稿に対し、引用リポストで暴言を投稿した騒動に、X上でも衝撃が広がっている。

Xユーザーの間では「裏垢(うらあか)でやろうとして、間違えてメインのアカウントで投稿してしまったのでは」と推測する声があった。これに関してはフワちゃんの所属事務所がTBSへの取材に対し「Xの別のアカウントはございません」と、裏垢の存在を否定するコメントを出している。

こうして、Xでにわかに話があがった「裏垢」とは何か。実名などで作成したメインのアカウントとは別に、匿名または別名で作成したアカウントの俗称だ。芸能人のみならず一般人でも、複数のアカウントを持って使い分けていることは珍しくない。

だが、裏垢で投稿したつもりがメインのアカウントで誤って投稿してしまい、トラブルに発展する例はよくあるようだ。弁護士であるXユーザーによると、裏垢の存在と投稿内容が表沙汰になってしまった結果、仕事をクビになったり離婚したりと社会的信用を失ったケースは多数あり「正直相談に来られてもどうしようもないことが多い」のだそう。

「友人、社会的信用を失う、仕事クビ、離婚、結構います」裏垢でしか言えないことは裏でも絶対に言ったらダメ

「裏垢」の存在についてXユーザーからは「人に見られて困るようなアカウントは作らないのが一番」「表でも話せないことはSNSに書くな」「裏で悪口言いまくるような生活をしていると、どっかで誤爆して痛い目に遭うという話だ」といった感想が出ている。

芸能人の裏垢でほっこりさせられた例も

「芸能人の裏垢」が見つかったという噂レベルの話はたびたび上がっているが、最も多くの人をほっこりさせた裏垢の持ち主といえば、タレントのサンシャイン池崎さんだろう。

2019年、池崎さんは当時のTwitterに、「裏垢」を持っていることがわかるスクリーンショットを投稿してしまい話題となった。

サンシャイン池崎、スクショから裏垢がバレてしまう

池崎さんは、メインのアカウントのフォロワーが18万8888人(当時)に達した瞬間のスクリーンショットを投稿したが、その中には別のアカウントのアイコンも同時に映り込んでいたのだ。

アイコンの画像から池崎さんの別のアカウントが特定され、投稿されていたのは、一見暴言のような言葉で、猫との幸せな生活を綴った投稿ばかりだった。これが発覚した当時のTwitterユーザーは「猫溺愛しすぎてわろた」「裏垢じゃなくて猫垢じゃないか!けしからん」などと色めきだっていたのだった。

サンシャイン池崎さんの裏垢が人気すぎて本垢のフォロワー数を越える「チャオチュールぶっかけの刑執行!!」

現在、池崎さんの「裏垢」は「サンシャイン池崎 超裏垢」(@ikezaki_wow)という名称で、自宅での猫とのふれあいや、猫の保護活動について発信している。

ときには相手の見えない場所で本音をつぶやきたい時もあるだろうが、人の悪口を言うアカウントほど悲しいものはない。アカウントの扱いには十分注意したいものだ。

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