2022年9月16日(金)発売のiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxでは、一部のサードパーティー製カメラアプリを使用すると、背面カメラが振動するというバグが報告されています。このバグを修正するためのソフトウェアアップデートを、2022年9月の第5週までに配信するとAppleが発表しました。

Apple (AAPL) Plans Fix for Shaking iPhone 14 Pro Camera by Next Week - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-09-19/apple-plans-fix-for-shaking-iphone-14-pro-camera-by-next-week

Apple says software update coming next week to fix iPhone 14 Pro camera shake issue

https://9to5mac.com/2022/09/19/iphone-14-camera-shake-bug-fix/

Apple Says iPhone 14 Pro Camera Vibration Issue Doesn't Require Repair - MacRumors

https://www.macrumors.com/2022/09/19/iphone-14-pro-camera-vibration-repairs/

iPhone 14 ProでInstagramやTikTok、Snapchatなどのサードパーティーアプリを開き、アプリ内でカメラを起動すると、ガタガタと端末が振動しまともに写真や動画を撮影することができなくなるバグの存在が報告されています。このバグはApple純正のカメラアプリでは起きず、あくまでサードパーティー製のカメラアプリでのみ発生するとのこと。

実際にInstagramやTikTok、Snapchatなどでカメラを使用すると端末がどんな風に振動し、異音を放つのかは以下の記事にまとめてあります。

iPhone 14 ProでInstagramやTikTokのカメラを使うとガタガタ振動して異音が発生し写真が撮影できないとの報告 - GIGAZINE



このカメラ振動バグについて、AppleはBloombergやMacRumorsといったメディアに対して「この問題を認識しており、来週(9月の第5週)修正プログラムがリリースされる予定です」と伝えています。Appleはこれ以上の詳細を提供していませんが、すでにiOS 16.0.1がリリースされているため、カメラバグに対応したソフトウェアアップデートは「iOS 16.0.2」として配信されることになるのではとみられています。





Apple関連メディアの9to5Macは「バグが発生している場合はハードウェアに永続的な物理的損傷を引き起こす可能性がある」として、サードパーティー製カメラアプリの使用を控えることを推奨しました。

実際、iPhone 14 Pro Maxでカメラ振動バグに遭遇したYouTuberのLuke Miani氏は、バグが発生したのちメインカメラで適切に焦点を合わせることができなくなったと以下の動画で主張しています。なお、Miami氏は、問題の発生したiPhone 14 Pro MaxをApple Storeへ持ち込み、新品と交換してもらうことができたと報告しています。

An actually useful iPhone 14 Pro & Pro Max test (We found a MAJOR defect) - YouTube

なお、9月16日に発売されたiPhone 14/14 Pro/14 Pro Max関連のソフトウェアアップデートは、カメラ関連のアップデートで2件目となります。1件目のソフトウェアアップデートはiMessageおよびFaceTimeのアクティベーションが完了しないことがある問題や、iPhone 14 Pro Maxを横向きで使用しているときに写真を拡大すると鮮明に表示されないことがある問題、エンタープライズのシングルサインオンアプリで認証できないことがある問題を修正するために配信された「iOS 16.0.1」です。