蔵屋敷となまこ壁に柳並木が彩を添える、岡山県・倉敷市の倉敷美観地区。

江戸時代、徳川幕府の直轄地(天領)として発展した倉敷では、自治が認められ裕福になった商人たちが倉敷川沿いに贅を尽くした蔵屋敷を建てるようになりました。

当時の町並みを今に伝える倉敷美観地区は、ノスタルジックな趣満点のスポット。

JR岡山駅からJR倉敷駅までは電車で約15分という近さゆえ、岡山からの日帰りスポットとしても人気の倉敷ですが、倉敷美観地区が本領を発揮するのは、実は夜なんです。

倉敷に泊まって、日中とは表情をガラリと変える、夜の倉敷美観地区を歩いてみませんか?

倉敷駅から徒歩約15分のところにある倉敷美観地区。岡山県を代表する観光スポットとあって、休日ともなれば日中は多くの観光客で賑わいます。

大原美術館でアートにふれたり、「くらしき川舟流し」の川船に乗ったり、古民家レストランで食事を楽しんだり…

昔ながらの景観が残っている一方で、現代の感性を取り入れたレトロモダンなデザインにふれられるのも倉敷美観地区の魅力。ここには、女子が好きなものがいっぱい詰まってるんです。

倉敷美観地区の観光施設やお店の多くは夕方には閉まってしまうので、美観地区観光は日中早めの時間に訪れるのがマスト。けれど、日中の観光を終えた後、夜のとばりが下りる頃に再び美観地区に足を運ぶと、1度で2度おいしい旅になります!

倉敷を訪れる観光客のほとんどが夕方には帰ってしまうので、夜の美観地区を訪れると、驚くほどひっそりとしています。

混雑している日中の美観地区はある種のテーマパークのようですが、日が落ちてひとけがなくなると、「タイムスリップ」という言葉がぴったりの別世界。

歩いているのは、筆者と同じように夜の美観地区の写真を撮りにきた数人の観光客と、夜の散歩を楽しむ地元の人々だけ。これなら、昼間は人波で難しい写真だって撮り放題です。

素敵な写真をたくさん撮りたいなら、完全に日が落ちた後よりも、まだ空に青みが残っている時間帯がおすすめです。

柳並木の倉敷川沿いや大原美術館、かつて倉敷町役場だった「倉敷館」もライトアップ。白壁とオレンジの光が織り成す光景は、どこか切なくもあたたかい気持ちにさせてくれます。

川の水面に白壁の建物が映る光景もまた、ため息が出るほど幻想的。

町家が連なる本町通りも、しっとりとライトアップされています。

倉敷川から少し離れて、倉敷アイビースクエアに行ってみましょう。

「倉敷アイビースクエア」は、元紡績工場を再生した複合施設で、ホテルやレストラン、記念館、ショップなどが集まるスポット。

日中もじゅうぶんフォトジェニックですが、夜になるとまたガラリと雰囲気が変わります。赤レンガとツタのコントラストがなんとも印象的で、外国にいるかのような気分になれますよ。

夜の倉敷美観地区では、開いているお店は少数の飲食店だけで、ひっそりと静まり返っていますが、だからこそじっくりと街並みやひとつひとつの建物に目を向けることができ、日中とは異なる美観地区の魅力を発見することができます。

昼間訪れていても、夜に改めて足を運ぶと、まったく違う街にやってきたかのような感動を覚えることでしょう。

夜の倉敷美観地区を楽しむなら、やっぱり倉敷に泊まりたいところ。アクティブな倉敷旅の拠点にぴったりなのが、「ロイヤルパークホテル倉敷」。倉敷駅と美観地区のあいだに位置し、駅にも美観地区にも徒歩で行けちゃいます。

2020年11月にオープンしたばかりのホテルだけあって、どこも新しくてピカピカ。手頃な料金ながら、倉敷らしさを取り入れたシックな空間で快適なひとときが過ごせます。

日帰りで訪れる観光客が多い倉敷ですが、倉敷美観地区はたっぷりと時間をかけて堪能する価値のあるスポット。泊まった人だけの特権、夜の倉敷美観地区をじっくりと味わってみませんか。

【ホテルの情報】
所在地:岡山県倉敷市阿知2丁目6番7号
電話:086-436-8500
公式ホームページ:https://www.ryl-kurashiki.jp/

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