今回は“清原果耶”名義で主題歌を担当!
 - (c) 2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会

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 女優の清原果耶が、初主演映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』(9月4日全国公開)で主題歌を担当することが決定し、楽曲「今とあの頃の僕ら」を収録した予告編が公開された。主題歌の作詞・作曲・プロデュースは、シンガーソングライターのCoccoが担当しており、9月2日にリリースされる。

 作家・野中ともその人気小説を、『新聞記者』の藤井道人監督が映画化した本作。近所に住む大学生(伊藤健太郎)に恋する14歳の少女・つばめ(清原)が、派手な装いの老婆・星ばあ(桃井かおり)に出会ったことで成長していく姿を描き出す。

 清原といえば、同じく藤井監督作『デイアンドナイト』(2018)で、野田洋次郎(RADWIMPS)が手掛けた主題歌を、映画の役柄名義で歌唱したことも記憶に新しい。本作では“清原果耶”として、Coccoが手掛けた楽曲を繊細かつ伸びやかに歌い上げる。清原の美声が収録された予告編では、主人公つばめと星ばあのひと夏の思い出の一部が映し出される。

 清原、Cocco、藤井監督、前田浩子プロデューサーのコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)

清原果耶

Coccoさんが書き下ろしてくださった
主題歌「今とあの頃の僕ら」を歌唱させて頂きました。
とても大切な作品に
広く深く染み渡るような楽曲。
こんなにも素敵な歌を
私が歌ってもよいのだろうか、と考えましたが
つばめを生きた自分だからこそ
届けられる何かが有れば嬉しいなと今は思っています。

レコーディングの際、緊張で固まる私に
「歌は手段だから」と
Coccoさんが声を掛けて下さって
身体中が温かい空気に包まれるような感覚になりました。
Coccoさんの真っ直ぐな目線の先で
「手段」の意味を探しながら
臨んだレコーディングは
何にも変え難い時間でした。
スタッフの皆さまにも支えて頂いて
無事に録り終えることができ、本当に感謝でいっぱいです。

つばめという1人の少女が
生きている“今”にも
この曲を通して少しだけ触れて頂けたら幸いです。

Cocco

映画を見終わるとすぐにつばめちゃんの声が曲にのって聞こえてくるようでした。
私達は皆、傷付け傷付き、愛され愛を求め、そして愛を伝えていく生命活動を
懸命にくり返しながらそれぞれの人生を歩いていくのだというメッセージを、
清原果耶はその圧倒的な透明感をもって見事に歌い上げてくれました。

藤井道人監督

Coccoさんが本作のために書き下ろしてくれた楽曲を、主演としても映画を背負ってくれた清原さんの歌声で締めくくる、とても贅沢な試みでした。清原さんの澱みない歌声が、この映画の余韻を何倍にも大きくしてくれたと自負しております。大人になった皆さんへ、これから大人になる皆さんへ、一人でも多くの方にこの映画が届くことを願っています。

前田浩子プロデューサー

ロケ地への行き帰りのバスで清原さんはいつもイヤホンをつけて、音楽に耳を傾けていたのですがそこから微かに漏れ聞こえてきたのがCoccoさんの歌声でした。その憧れのアーティストが初主演映画の主題歌を唄うことになった彼女のために書き下ろしてくださったのは奇跡であると同時に必然だったのかもしれません。鈴が転がるようなその歌声は透き通り、皆さまへお届けする贈り物を美しく包んでくれました。両手で受け止めていただけますと幸いです。