IHI、バイオマス燃料参入。マレーシア現地法人で生産し日本へ輸出
水分や灰分を多く含むEFBを微粉炭焚石炭火力や循環型常圧流動層ボイラで使用可能なレベルに改質してEFBペレットを製造。現在普及しているPKS(パームヤシ殻)や北米産木質ペレットと同等の1トン当たり1万5000―2万円の価格を見込む。
現状、FIT制度の対象外だが、PKSと同じく「一般木材等バイオマス」の調達価格になるよう、業界団体などが経済産業省の調達価格等算定委員会に陳情している。
IHIは今後、増産や大量輸送でコストを引き下げ、長期・安定して供給可能なバイオマス資源として普及させる。政府のエネルギーミックスによると、30年度の電源構成のうちバイオマスは3・7―4・6%程度を占める。需要拡大に対応し、燃料調達の多様化が求められている。
パーム油はマレーシアとインドネシアで世界の8割超が生産され、両国とも環境・社会に配慮した第三者認証制度を運用している。IHIはマレーシアの大学と共同で、ペレット製造過程で発生するカリウムなどを回収し、肥料に使うための技術開発も進めている。
