中華料理は世界3大料理の1つに数えられるように、中国には地域によって異なる多彩な食文化が存在する。「食は広東にあり」とも言われ、広東料理では「2本足は親以外、4つ足は机と椅子以外は食材になる」と形容されるほど、使われる食材は豊富だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中華料理は世界3大料理の1つに数えられるように、中国には地域によって異なる多彩な食文化が存在する。「食は広東にあり」とも言われ、広東料理では「2本足は親以外、4つ足は机と椅子以外は食材になる」と形容されるほど、使われる食材は豊富だ。
 
 そんな中華料理が身近にある中国人でも、日本の料理には数多くの驚きがあるようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の「海鮮料理」には驚きを隠せないと伝え、日本人が様々な海産物を「生」で食べることに衝撃を受けたようだ。
 
 記事は、中国人の多くは「日本では海産物が広く食されていることを知っている」と伝えつつも、生モノを食べたがらない中国人からすれば日本で海産物が生で食べられていることは驚きであると指摘。特に猛毒を持つことで知られるフグも日本では高級食材として扱われていることに驚きを示した。ちなみに中国でも過去にはフグが人気だったようだが、中毒死する人が後を絶たなかったため、食べることを禁止されたこともあったようだ。
 
 さらに、深海魚のアンコウについても「見た目はグロテスクだが、日本ではあん肝が美味な食材として食べられている」と紹介。また、タラの卵巣である「明太子」や魚類の精巣である「白子」、白魚に至っては踊り食いとして生きたまま食すケースもあることを伝えた。
 
 中国でも沿岸部では広く海産物が食されているが、食べ方としてはやはり火を通して食べるのが一般的で、中華料理としては日本のように生で食べることはほとんどないと言えるだろう。だが、中国でも近年は寿司や日本料理が身近になってきていて、生で食べる海産物の美味しさを理解する人も増えているが、大多数の中国人にとっては、様々な海産物を生で食べる日本の食文化は驚きのようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)