ディーゼル不正問題で揺れているフォルクスワーゲン。

VGJ代表取締役のスヴェン シュタイン氏のスピーチは、謝罪から始まり「VWは日本で60年以上販売し、60万人以上の方にお乗りいただいています。今回の問題を教訓にしてディーゼルを予定どおり日本に導入しますが、導入時期は見直すことにしました」と語りました。

続いて登壇したVGJのフォルクスワーゲン乗用ブランド取締役会会長のDr.ヘルベルト ディース氏は「大変ご迷惑をおかけしてお詫び申し上げます。できることをすべて行い、ディーゼル車で何が起きたのかすべて明らかにする」と明言しました。

さらに「この危機を乗り超えて新しいフォルクスワーゲンを作り、今後はクルマのEV化、コネクティビティを進めていく」と電動化をメインにしていくと、すでに発表されているブランド戦略を披露。

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具体的には、主力モデルにPHVを設定し、次期フェートンはピュアEVになると宣言。

また、新しいプラットフォームを活用したVWのEVは、航続距離500km以上の走行が可能となり、新しいVWを提案するとしています。

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展示車では、「MQB」をベースとした初のSUVである新型ティグアン(ティグアンGTEも披露)をはじめとする日本初公開モデルを6台(ティグアン/ティグアンGTE/ゴルフ・トゥーラン・ハイライン/ゴルフ・トゥーランRライン/パサートGTE/パサート・オールトラック)を出展。また、日本未導入のポロWRCも披露されています。

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(塚田勝弘)

【東京モーターショー15】フォルクスワーゲンがクリーンディーゼルの日本導入と電動化を明言(http://clicccar.com/2015/10/28/335831/)