「我々を招き入れるかどうか判断するのは北朝鮮政府の責任だ」と話すジェームス・モリスWFP事務局長

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国連唯一の食糧援助機関「世界食糧計画」(WFP、本部ローマ)のジェームス・モリス事務局長は25日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演を行い、12月中旬に北朝鮮を訪問する考えを示した。

 北朝鮮は今月初め、国連やNGO(非政府組織)による食料需給調査・人道支援を年内に打ち切るよう通告した。モリス氏によると、同国は援助不要な理由を、今年は豊作で2国間援助の望みもあるなどととしているが、WFPは同国がまだ支援が必要だと判断している。

 北朝鮮政府に援助を受けるよう説得するかとの質問に対し、モリス氏は「考えを変えさせるのはWFPの仕事ではない。我々を招き入れるかどうか判断するのは北朝鮮政府の責任だ」と答えた。
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10月25日動画ニュース