大人気の絶好調男をはじめとする4人の新監督に、FA移籍の大物選手、タレントとの結婚を発表した球界NO1右腕─。今季も何かと話題の多いプロ野球は、自主トレを終えてキャンプに突入している。 そんな各球団のキーマンたちの(秘)動向を、覆面実況レポート!



 キャンプ2日目にいきなり大騒動勃発。横浜DeNA・中畑清監督(58)がインフルエンザにかかって「休養」となった。

 監督就任直後からイベントや取材攻勢などで酷使されて多忙を極め、球団が予防接種を受けさせていなかったんです。球団広報も「受けさせるのを忘れていました」と認めている。

 実はブルペン捕手とスコアラーの2人が先にインフルエンザにかかっていたのに、メディアには発表していませんでした。教えないことによる二次感染というか、人災ですね。

 ただ、熱は37・2度程度で、監督本人はわりと元気。御飯もおかわりを要求していました(笑)。

 ギャグを交えたリップサービスとマスコミ対応は、まさに球団の宣伝部長といった感じ。キャッチフレーズのとおり、「熱いぜ!」という働きぶりですが、選手たちはなぜか冷めている。監督にしてみれば、これから選手たちの心をつかもうというやさきのインフルエンザ発覚で‥‥。

 まぁ、働きすぎだったから、いい休養になったんじゃないかな。

 キャンプ前から横浜DeNAは監督の自主トレだけが話題だった。「こう見えていい年だから、体力強化しないと」とか言って、山に登ったり階段を駆け上がったり。「エアノック」もありましたね。「次、レフト!」とか言いながらバットを振る。それでゼーゼー言ってました。

 しかも、ずっとしゃべりっぱなし。「キャンプ地の宿泊ホテルにカラオケルームを作るつもり」だとか。「そこに選手を呼んで、カラオケ大会をするんだよ。みんなで盛り上がらないと」と、構想を披露していました。

 かつて、新宿のカラオケ道場の常連で、店のオーナーから9段だか10段だかの名人級の段位をもらっていただけに(笑)。

 だけど、選手たちはカラオケの話はゲンナリ。監督とは歌いたくないでしょう。

 結局、インフルエンザでカラオケルームも「閉鎖」。「打ち方に性格が出るから」と、選手と麻雀をやってコミュニケーションを図る案もありましたが、それも頓挫ですね。

 ところで、主砲の村田修一(31)が巨人にFA移籍して、代わりにラミレス(37)が来たけど、選手たちの評判はとてもいい。将来、日本で監督になりたいという野望があるから、その時に主力選手になるかもしれない若手などには、熱心に技術指導しています。

 そして、今年のギャグは「ラミちゃん絶好調!」を採用するそうで‥‥。