イラク戦争に出兵し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱え、自ら命を絶つと決めていた男性がいる。

その寸前に命を救ったのは1匹の猫だった。

ジョッシュ・マリノさんは、イラクから帰還した後もPTSDを患い、何もかも嫌になり、とうとう自ら命を絶つ決意を固めていた。

遺書を書き、ナイフを手に取り、最期に一服しようと、雨の中外に出てタバコに火をつけたその時、絶望の中にわずかな希望の光が宿ったという。

すぐ横の草むらでガサゴソと音がしたと思ったら、黒い子猫が姿を現した。

子猫は野良猫と見られ、無邪気にすり寄ってきたという。

Mutual Rescue/YouTube

その瞬間彼は泣き崩れ、涙が止まらなかった。しばらくして再会したこの子猫を飼うことにしたそうだ。

偶然のこの出会いをきっかけにすべてが変わった。「スカウト」と名付けた子猫はまさに命の恩人。

これからはその恩人のために生きようと決めたのだ。自分の悩みより、愛猫に関する問題について考えるようになり、彼は救われた。

Mutual Rescue/YouTube

その後結婚して、妻が飼っていた3匹の猫も加わり、にぎやかに健康に暮らしていたが、しばらくしてスカウトは病死。ジョッシュさんの腕の中で亡くなった。

Mutual Rescue/YouTube

ジョッシュさんはMutual Rescueという団体の力を借り、スカウトが起こした奇跡について紹介するビデオを制作し、YouTubeで公開。

恩人であり、相棒でもあるスカウトへの感謝の言葉を述べている。

Mutual Rescue/YouTube

2人の出会いから、両者の絆の深さ、動物と人間が互いに支え合う様を語り、一部の海外メディアで取り上げられるなど、高い評価を受けた。

今年5月の投稿以来、同動画の再生回数は60万回に迫り、動画を見た人からは、「見ていて涙が止まりませんでした」「私からもスカウトにお礼が言いたい」「ただただ美しい物語」といった感動の声が寄せられている。