同期入門の若貴兄弟と幾多の名勝負を繰り広げきた、第64代横綱・曙太郎さんが心不全で他界していたことがわかった。まだ54歳だった。アメリカ・ハワイ州オアフ島出身の曙さんは、外国人として初の横綱に上り詰めた傑物。幕内では555勝198敗181休で勝率は7割4分1厘だが、横綱に昇進してからは432勝122敗166休と7割8分にまで高めている。横綱在位48場所は当時歴代4位にあたり、番付上「1人横綱」を務めたのは11場所と、歴代