京都大学の本庶佑教授は、ノーベル医学生理学賞の受賞発表後の会見で、なにを話したのか。京都新聞の広瀬一隆記者は「なにげない言葉に込められた『医学者』としての自覚が、研究を病気の治療や診断につなげる執念の強さにむすびついていると感じた」と振り返る――。※本稿は、広瀬一隆『京都大とノーベル賞 本庶佑と伝説の研究室』(河出書房新社)の一部を再編集したものです。2018年10月01日、ノーベル医学生理学賞の受賞が決